真空の気(2013.01.28)

昨夜は合気道「眞武館」島本道場の稽古指導日でした。

朝からの積雪で一時はどうなるかと思いましたが、直ぐに泡のように雪は消えて無くなりました。

そうは言っても天王山直下にある島本町立体育館は本当に厳寒の中での稽古となりました。

久しぶりに四番弟子H本君の顔を見て、着替えもそこそこに体育館の体育協会職員の方に年間利用の申込書を提出しました。うまく年間予約が取れればいいのですが。

昨夜の稽古参加者は四番弟子H本君、六番弟子M井さん、九番弟子N田さん、十一番弟子M田さん、十三番弟子T玖君でした。

基礎稽古と武器技の稽古を月曜日の島本道場のベースと致しております。全員が揃う前に、早く出てこられたH本君と寒さ凌ぎとして就職活動で休んでいた間に行った「五孤の剣」と「禊の太刀」の復習を行いながら、皆を待ちました。

N田さん親子が来られたので、島本町の小学生高学年と低学年のそれぞれの準優勝をN田兄弟が獲得されたお祝いを申し上げて、いつもの準備体操と禊を行って、杖を用いた手首の鍛錬、杖回し、杖捌きと稽古を進め、正眼(赤狐)の構えからの正面打ち、八双(天孤)の構えからの正面打ち、脇(地孤)構えからの正面打ち、霞(空孤)の構えからの正面打ちをそれぞれ稽古いただきました。

つづいて正面突き内転換小手返しの稽古を行い、これを正面突き外転換小手返しに引継ぎ、そこで主題の「真空の気」による崩しについて解説を行って、先週の木曜日のふれあいセンター道場での稽古と同じようにこの崩しの基礎稽古を行いました。

つまり突きたい正面突きを突くままに突かせ、そのつきと気合せ気結びして気の流れにのせて大きな気の回転による遠心力と求心力によって真空の気による崩しを実現します。

正中線を守った入り身転換による真空の気で自己の臍下丹田に受けの突き手を結びによって導き崩します。

この稽古に続けて、徒手によるつきから短刀もちに変えて「短刀取り正面突き外転換小手返し」としました。

今日の稽古も門下生の皆さんの出来栄えから判断すると成功裏に収められたようです。皆さんよく稽古の趣旨を理解して成長されました。毎回の少しずつの成長や小さな成功体験が合気道と言う道を歩くための糧となると思います。皆さんよく出来ました。

(2013年の本日までの稽古時間/稽古日数=30時間/14日)









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