一刻者

合気道 とこだわり

一刻者あか 一刻者あか 一刻者 一刻者最近、晩酌に芋焼酎「一刻者」を嗜んでいる。

「一刻者」には赤と黒があるのだが、「一刻者」の言葉通り「芋麹100%」にこだわりを持つ頑固者の焼酎である。

物事にこだわる頑固者(=一刻者)は、良い職人の別称のようなイメージがある。

合気道 では、「物事にこだわってはいけない」と言う教えと、「開祖植芝守平大先生や公益財団法人始祖田中万川先生の目指された 合気道 にこだわって立ち返るべき」という相反するお教えをいただく。

合気道 と守破離

これを私自身は「守破離」の教えと重ね合わせて理解している。

「守破離」とは、初心者のうちは、「守」として教えられた基本の動作や技を忠実に守り、習熟にしたがって「破」の領域で自らの技量や体格等に臨機応変に合わせて基本を破り、自分なりの技や動きを見出そうとし、「離」の熟達の域では、それまでのそのようなこだわりから離れ、基本にたち戻り基本をベースとして自由闊達に技をなすと言う意味だと解釈しております。

つまり、基本動作や技は初心者のうちは、意識してこだわらなければ身につかず、いつまでもこだわりの意識を持った儘ではその場その場の臨機応変に対応できず、また、臨機応変を意識するあまり、本来の自由闊達な技に至らないという事ではないのでしょうか。当然、こだわりのない中でもベースに自然と基本動作や基本技は脈々と活きております。

そのような解釈からすると、「 合気道 はこだわってはいけない」という教えと「あくまで大先生や万川師範の目指された 合気道 にこだわる」と言うお教えは、「大先生や万川師範」の目指された 合気道 の理合いを探求し、自由闊達、その場その場の臨機応変の 合気道 を実践することが大切なのだという事だと考えます。

我が 合気道 「眞武館」ではそのような考えで入り身転換反射道としての 合気道 を実践していきたいと思います。









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