合気道初心者の稽古方法
合気道初心者の稽古方法が今回のテーマです。まずは、何事も学びには最初の心得が肝要です。したがって、初心者の方々は是非この記事を参考にしてみてください。
ただし、それぞれが籍を置かれる道場にはそれぞれの稽古法があります。
そのため、この記事は参考に留め、各道場長の指導方針に従って稽古を進める事が大切です。
合気道初心者の稽古方法
合気道は、身体を柔らかくし、相手と合一和合する事が特徴的な武道です。そこで、初心者が稽古を始める際に以下の様な基本的な稽古方法の実践が重要です。
合気道の基本の姿勢と歩き方
合気道では、正しい構えや歩き方の習得がとても重要です。この習得により攻撃された時に速やかに対処する事が出来る様になります。基本の構えの例
裏三角による半身の構え
武術の基本的な構えについての説明です。また、半身の構えとして裏三角を利用する方法について述べられています。
- 基本の歩行法の例
- 難波歩き
- 網代歩き
- 追い足と継足
上記は武道の稽古において使われる歩行法の例です。歩行法には様々な種類があり、それぞれ異なる目的や効果があります。
技術の基本的な要素の練習(投げ技、抑え込み技等)
合気道には、投げ技、抑え込み技等、様々な技術があります。したがって、初心者はこれらの基本技術を稽古し、基礎を固める事が大切です。
稽古の進め方
- 合気道の稽古は、以下の手順で行います。
- 先ずは、神聖な気持ちで稽古を始めるための禊から始まります。
- なぜなら、神聖な稽古を始める為に身についた「けがれ」を身から削ぐ作法だからです。
- つまり、「けがれ」を身から削ぐとの意から「禊」と言う言葉になったものです。
- 先ずは、神聖な気持ちで稽古を始めるための禊から始まります。
- その後、お互いに礼を行い、体の転換(体の変更)等の基本技術の稽古を行います。
- 合気道の稽古では、始めにお互いに礼を行います。
- そうして、相手との敬意と感謝の気持ちを示します。
- 合気道は相手との調和を大切にする武道です。したがって、礼を行う事で相手との結束を強めます。。
- 次いで、合気道の稽古は、体の転換(体の変更)と呼ばれる基本技術から始まります。
- 具体的には、攻撃者の気の流れを自分の気の流れに転換し中心を取る基礎技術です。
- これにより、和合と中心取りと言う基本的な体の使い方の習得を目指します。
- 続いて、基本技術を習得したら、応用技術に移ります。
- その様な様々な応用技術を習得すると、実践的な技術や戦術を学ぶことができます。
合気道の稽古は、単なる身体のトレーニングだけではありません。そのうえで、心身の調和を目的としています。
具体的には、稽古の際には気の流れを重視し、相手との調和を大切にする事が重要です。
また、合気道の稽古は、相手を傷つける事を目的としていない事も覚えておくべきです。
技術を磨くための稽古方法
基本的な技術の次は技術を磨くための稽古方法です。以下のような稽古方法があります。
基本技術の反復稽古
初心者が最初に学ぶ技術は、基本的な動作や技術の要素を含むものが多いです。
したがって、基本技術の反復稽古により、技術の習得や精度を高めることが肝要です。- 技術のバリエーションの稽古
次に、基本技術の習得の後、その技術のバリエーションを稽古することが大切です。
そうすることで、同じ技術でも、様々な場面で応用することができるようになります。 - 組み手の稽古
一方、組み手とは、相手との攻防を模した稽古のことです。
つまり、この組み手を通じて、技術の応用力や精神力を養うことができます。 - 武器の稽古
また、合気道には、短刀、木剣、杖などの武器の稽古もあります。
ひいては、武器での稽古を通じて、体の動かし方や技術の応用力を養えます。
精神的な側面を養うための稽古方法
一方で、合気道には、技術だけでなく精神的な側面も重要な要素として含まれています。それにより、以下のような稽古方法で精神力を養いましょう。
- 合気道哲学の学習
合気道には独自の哲学があります。
ひいては、その哲学を学ぶことで、身体だけでなく精神面も成長することができます。
また、合気道の哲学の事を理合いと呼ぶ場合もあります。 - 稽古中の集中力の向上
くわえて、稽古中に意識を集中することで、技術の向上や精神力の養成につながります。
稽古に必要な道具と服装
合気道の稽古には、特定の道具や服装が必要です。具体的には、以下のような道具や服装を用意しましょう。
- 稽古着
合気道の稽古着は、柔らかく動きやすいものが適しています。 - 短刀、木剣、杖などの武器
合気道には武器の稽古もあります。ただし、自分で用意する場合は、指導者に相談してから準備しましょう。 - 自分で用意するもの
水分補給用の飲み物やタオルなど。
よくある初心者の失敗
合気道の稽古を始めたばかりの初心者には、以下のような失敗がよく見られます。これらには注意しましょう。
技術を完璧にしようとすること
技術を繰り返し練習することは大切です。
しかし、完璧にしようとするあまり、他の技術や稽古方法を疎かにしてはいけません。比較的危険な技術に飛び込むこと
合気道には危険な技術もあります。
それにより、初心者が無理をして飛び込むとけがをする可能性が高くなります。焦りによる怪我のリスク
稽古中に焦って動作を急ぎすぎると、怪我をしてしまうことがあります。
そのため、稽古中は慎重に、自分のできる範囲で進めましょう。
具体的には、「初めは丸く、大きく、ゆっくりと」を信条に稽古に臨みましょう。いたずらに競い合って力むリスク
合気道は力比べや、技の力量の競い合いではない事を知り、常に平常心を保ちましょう。
以上、合気道初心者の稽古方法の解説でした。
それに加えて、合気道の稽古方法は身体的精神的な側面が重要な要素として含まれます。
このため、稽古を通じて、自分自身を成長させることが大切です。
最後に、この合気道初心者の稽古方法を参考に稽古に励んでいただけると幸甚です。