畳を敷く

眞武館の稽古場所である島本町体育館は、他の道場の方々から「重たい畳を敷かなくてはならないから大変でしょう。」と言っていただく事が多い。

皆さんのご見識の通りで、スポーツ用の本畳を毎回18畳分敷きつめて稽古に臨んでいる。まだ少人数なので18畳だけで十分なのだが、少人数なだけに18畳でも敷き詰めるのには労力が要る。ここのところ2回連続で準備時の畳敷きは私一人でこなしている。普段も途中で手助けが入る事もあるが、基本的に一人で始めることが多い。

慣れて来たのか、一人で18畳の畳を一枚づつかついでも億劫にならなくなってきた。かえって稽古前の準備運動としては汗もかけ、良いかもしれないと思えてきた。一人でもくもくと、よくすべる畳をなるべく滑らないように組んで敷き詰める工夫をしながら敷き詰めるのもなかなか面白い。今日は、左右シンメトリーに美しく敷き詰める事ができたので大満足であった。

柔道用の赤畳も混じっては面白くないので、労力を厭わず、わざわざ赤畳を外して緑畳だけを敷き詰めたりする事にこだわったりしている。しかも物好きが過ぎるが、赤畳が下の方に、青畳が上部に来るように保管場所の積み替えまでしている。

稽古後の畳の始末も今日は極力一人で一枚の畳を持ち上げて運ぶようにして筋力増強のための運動を兼ねてみた。稽古前も、稽古後も畳敷きが終わったところで非常に満足感があった。これまで面倒だと思っていた畳敷きが楽しみになった。

島本町の畳より本当は古曽部のマットの方が大変で、60枚を敷き詰めるのに毎回一人で倉庫からの移動も含め30分以上準備に掛かる。途中で応援が入る事もあるがこの間の日曜日は全て一人で遣りとげた。

昔から早くに道場の掃除や準備をする事が好きだったが、今も矢張り準備をやり遂げて皆を待つ時間のすがすがしい気持ちは変わらない。これは、やった事の無い人にはわからない。是非お勧めの作業なのだが・・・

今日の稽古は、先週木曜日に引き続き、二番弟子S木さんと関大OBのM島さんと私の3名だけだったが、ゆったりとした時間の中で正面打ちからの技を稽古できた。最後に天地投げをし、件の畳の片付けの後、シャワーを浴びて体育館を後にした。









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です