教える事

今日、関大サークルのM田さんが、昇段後初めて袴を着用された。

着付けは門川師範が教えられたので、稽古終了後に袴のたたみ方をご指導させていただいた。指導後に門川師範より「江見さんは袴の後ろ側で紐を結ばれているのですか?」とのご質問。少し考えて「ええ、前ではひだが邪魔になるので」とお答えしたが、「畳んでいるから前も後ろもひだは一つですよ」との師範のお言葉。

おかしいなと思いつつ、稽古後の懇親会を終えて自宅でじっくり考えてみると・・・

教えている途中、M田さんが袴を裏返しにされたのをみて、「ちょうど裏返すつもりだった」と流れで裏返しにしてその後を説明したが、考えてみるとそのように裏返して畳んだ事は無かった。畳んだ袴を置いたときに結び目を上にする為に、袴自体を裏向けに置くのはおかしい。何であんなへ理屈を言ってしまったのだろう??少し頭が固くなってしまったのか?以前ならその場で自分の間違いに気がついていただろうに・・・(^^;

明日、早速師範とM田さんに間違えのお詫びをしなくてはならない。しかし、合気道の指導の場合も良くこの現象を起こされている場面をお見かけする。私自身もたまに指導時に「あれ?」と思う事がある。説明しているうちに、自分本来の動きからかけ離れた事を説明している自分に気付く・・・

どういうことかと言うと、自分が技を行っているときは無意識で行っているのだが、他の人に指導するときは、考えながら技をしたり、流れを区切って順番をつけて指導したりといつもと異なるシチュエーションで技を行う事になり、このため、本来していない動きや流れの説明をしてしまうのである。

今回の件で、今一度自分自身の指導方法を戒める必要がる。教える事は、教わる事。門川師範の教えは真理です。









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