合気道「眞武館」島本道場(20141110)
昨夜は合気道「眞武館」島本道場での合気道の稽古指導日でした。
いつもより15分ほど早く島本町立体育館に到着したのですが、すでに第二体育室には明かりがともり、ソフトマットも敷き詰められておりました。
洗心館での公益財団法人大阪合気会演武大会以降、風邪をひかれて稽古をお休みしておられました五番弟子T尾さんが久しぶりに稽古に参加されるために早くから来られてソフトマットを一人で敷き詰められて既に杖の素振りをされておられました。
続いて至誠館のM田さん、三番弟子TJさん、八番弟子T野君、七番弟子M田さん、十一番弟子A正さん、十二番弟子Y田さん、そして二ヶ月ぶりにロシアから帰ってこられて稽古参加の九番弟子ソニアさんと十番弟子杏奈さんの親子と多くの門下生の皆さんが稽古に参加いただけました。
昨夜の稽古では、いつもの杖を用いた手首の鍛錬や杖回し、杖捌きなどは省略させて頂き、最初に体の転換をして頂きました。これが通常の稽古の始め方なのですが、眞武館では珍しい稽古の開始方法でしたので何人かの門人の方は戸惑われておられました。
思うところがあり、暫くは通常の体の転換から稽古に入る方法にシフトしたいと思います。
思うところとは、眞武館は少し武器技中心にシフトし過ぎていた様に思え、本来体道の基礎動作造りのベースとしたり、合気道の理合のベースを学ぶ為に始めたのですが、ある意味本末転倒して、武器技に稽古時間を取られ過ぎている様に思えて参りましたので、体道の理解を深める為の補助として杖や剣も稽古する方法に改めて行こうと思います。
と言っても、杖や剣の稽古時間が短くなったり疎かにするのではなく、体道と武器技を分け隔てて稽古するのではなく、渾然一体とした稽古方法にするつもりです。
つまり、いつでも剣をとり、杖を取り、短刀をとってもそれぞれの理合に立って体道と同じく技が繰り出せる様に同時に稽古して行こうと言う事です。
昨夜は先ず合気道の奥儀としての「体の転換=入り身転換術」を「正勝吾勝勝速日」の理合で行っていただき、合気道の稽古で体の転換の次に履修する「一教動作=正面打ち動作」を木剣を持って「正眼の構えからの正面打ち」を入念に行った上で、「前後斬り返し正面打ち体の転換」の素振りを行っていただきました。
ついで立位での抜刀の稽古をして頂きました。交差持ち一教の理合を稽古するために一旦抜刀動作として斜め後ろに体捌きを行って交差持ちに来た受けの動作と気合わせして気結びの上で抜刀して正面打ち(一教)動作で斬り上げ、斬り下げて一教抑え込みに気納めします。
剣の抜刀素振りで基礎動作を身体に覚えこませていただいた後、受けに実際に抜刀を阻止するように交差持ちで取りの抜き手を押さえていただき、それを体捌き抜刀で一教抑え込みに納めます。
実際の抜刀動作の後、体道で同じ抜刀の理合で「相半身交差持ち一教抑え込み」を行っていただきました。
体道では、これに先ず交差持ちされた瞬間に体の転換を行って、その後斜め後ろへの抜刀動作体捌きで一教抑え込みをして頂き、これにもなれた時点で今度は杖を持っていただき杖回しの理合で斜め後ろへの体捌きから杖回しで一教抑え込み動作の杖素振りを入念に行っていただきました。
抜刀時の抜き手の手首の返し動作と杖回しの手首の返しの動作は同じです。この同じが体道でも出来れば、杖、剣、徒手が全て同じ理合で出来るわけです。
最後に抜刀の理合と杖回しの理合で行う相半身交差持ち一教を稽古いただき、整理体操をかねて天地投げと座技呼吸法をおこなって稽古を終えました。
久しぶりに稽古に参加されたソニアさんと杏奈さん親子からロシア土産のチョコレートを頂き、道場の皆でおいしくいただきました。
台湾に行かれておられたM田さんにもお土産を頂きました。昨日はお土産尽くしの日だったのでしょうか?心遣いありがとうございます。
追記:一昨日投稿した「高槻市民公開合気道教室」の武ログが、このサイトとFaceBookの連携機能の不調により深夜の投稿となったため、ご覧頂けた方が少なかった様です。もしまだご覧でない方がおられましたら、よければ一読いただければ幸甚です。
2014年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=394時間/132日
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