三寒四温

昨夜は合気道「眞武館」ふれあいセンター道場の稽古指導日でした。

最近は一番弟子K藤君と四番弟子H本君が仲良く道場に現れる事が多いのですが、二人が揃うとなぜか私もうれしくなるのはなぜなのでしょうか?

続いて稽古開始後に九番弟子M野さんがこられました。M野さんは次期初段昇段候補ですので是非頑張って頂きたいと思っております。

さて、島本町立ふれあいセンターの機能回復室に19時前に入ると、それまで隣の小体育室で行われていたジュニアのダンス教室の熱気でまるで暖房を入れたような暑さでした。部屋に入ると直ぐに汗が噴出し、廊下の窓を全開にしました。

開け放った窓の外はひんやりと寒い花冷えの空気でした。

三寒四温とはよく言ったもので、ここのところ暑さ寒さが繰返し、コートを着たり脱いだり、ベストを鞄に忍ばしたりと、着る物にも苦労をする日々が続いています。今日も朝夕は寒く、昼間の日差しは暖かでしたが風は冷たいものでした。

出来れば土日の休日は天気で日差しも暖かければと願うのですが、なぜか平日に無駄なお天気が続き、週末は荒れ模様と言う傾向が強い様に感じられます。皆さんお身体の調子を崩さ無い様にご用心願います。

さて、稽古の方はいつもの様にお仕事がお忙しい中、二番弟子S木さんは20時過ぎに無理を押して稽古に参加していただけました。熱心に稽古に通っていただけこちらもうれしい限りです。なんとか短時間であっても満足いただける稽古に致したいと思います。

昨日は最初若い門下生二人だけで稽古を始めましたのでいつもの準備運動は省略して「体の転換」から稽古を始めました。本来は体の転換から稽古を始めよと道場訓の中でも開祖植芝盛平翁先生は仰っておられるのですが、老若男女、いろいろな環境から稽古にお集まり頂いておりますので先ずは門川師範直伝の準備体操で身体を十分にほぐして頂いてから稽古を始めております。最近では師範の至誠館ではこの体操を行っておられないのですが、私自身は入門以来21年間この体操をずっと続けております。おかげで合気道を始める前に比較して身体が非常に柔らかくなりました。一般の方に比べるとまだまだですが、やめるとまた、以前の身体の非常に固い自分に戻るような気がして辞められません。

門下生の方々もこの門川師範直伝の準備体操と稽古後の整理体操のおかげで入門時には出来なかった腹筋運動が出来るようになったりと色々と良い作用が有ります。

昨夜は若い二人で稽古を始めたので稽古自身で身体を温めて頂く事にしました。つまり、いつもより良く動いて頂こうと言う事です。

体の転換も気合わせ、気結びに重点を置いたものとし、大きな気の流れでの大きな体の転換動作をして頂きました。そこから初心に帰って眞武館道場開き当時に毎回必ず準備運動の一つとして行っていた「相半身交差持ち一教」の技展開をして頂きました。

相対した時から受けの初動を見切って交差持ちに誘い、受けの捕り手を導きながら体捌きを大きく行って蹴り足に力を溜めて入り身しつつ捕り手を斬り上げ、斬り下ろして腰を切って一教腕押さえに導き倒します。

この間、自分の気の流れを出来るだけ大きく意識して動作も大きくしっかりと腰を落とし、また伸ばします。

これを三人で多人数掛けのように流れ稽古とし10順くらいを連続早回しで行いました。5順目くらいでM野さんが稽古に参加されました。

続けて一教に押え込んだところで三教持ちに変えて三教固めとしました。これも連続流れ稽古として10順くらい行い、途中で三教に押さえに行く折に三教持ちの手をたすき掛けに斬り下ろして、自らの臍下丹田に導き腰を反転して入り身投げに展開しました。この技も5順位したところで二番弟子S木さんが参加されました。

休憩を挟んで相半身交差持ち一教腕押さえから肩持ち二教に導く技の稽古を行い、続けて二教から小手返しへと連続技とし、最後に天地投げで締めました。

窓を全開したので冷たい空気が心地よく、稽古には持って来いの季節となりました。三寒四温の候ですのでまだまだ油断できませんが日々気候が良くなっているのは間違い有りません。その内あの暑すぎる島本町の夏が来るのでしょう。

軽い疲労感と共に楽しい稽古の時間があっという間に過ぎました。

(2013年の本日までの稽古時間/稽古日数=112時間/46日)









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