結びの合気

本日は、朝9時から高槻市立古曽部防災スポーツ公園体育館にて高槻市合気道連盟主催高槻市民公開合気道教室の指導を行なわせていただきました。

古曽部防災スポーツ公園体育館では、武器技を中心に指導を行なっております。これまで武器の取り扱いや素振り等についてを中心に稽古して参りましたが、本日は特に武器、特に剣の理合いを大切にした体術について稽古を行なっていただきました。一教動作と気結びにを中心とした稽古になります。特に剣の前後切返し正面打ち動作に重点を置いた稽古になりました。

本日の稽古参加者は、一番弟子K籐君、七番弟子T尾さん、至誠館からはT居さん、S木さん、高校生のK籐君でした。

いつもの準備体操で、寒くなって冷えた身体と爪先を十分にあたためて、杖回しで手首をやわらかくし、杖回しをしながらの網代歩き等で身体を慣らします。次に280本の杖素振りをして、上腕の力を抜き、大汗をかいたところで一旦休憩を取りました。

つづいて木剣で体の転換による前後切返し正面打ちの素振りを行なっていただき、剣による前後切返し正面打ちの動作に慣れていただきました。ここから体術に変えて、逆半身片手持ちで、同じ理合い動作として体の転換から前後切返し正面打ちによる四方投げの稽古をしていただきました。

これは、取りの正面打ち動作に合わせて逆半身から受けが取りの片手取りを行い、それに対して取りは表に入身で入りつつ切り替えして後ろ正面打ちをすることにより表の四方投げとする理合いのものと、同様に取りの正面打ち動作に合わせて受けが逆半身から片手取りを行ってきたものに対し、そのまま体の転換の要領で受けの体側に並ぶように入身転換しつつ前後切返し正面打ちをする事で裏の四方投げを行なうものを交互に稽古いただきました。

受けの腕をひねったり締め上げる事無く、取りは淡々と正面打ち前後切り替えし打ちの素振りを行なうつもりで四方投げの技につなげるもので、四方投げを行なうと言うよりは、剣の素振りを型どおりにきれいに行なうことにこだわった型稽古としました。素振り動作がきれいに出来ているかどうかを自己確認いただくために取りが短刀を持って、その短刀で前後切返し正面打ちを行なっていただいての四方投げも試していただきました。

続いて受けの横面打ちに対して取りも袈裟懸けに横面打ちを行い、相半身で受けの前の手に結びを入れて下に崩し、剣を摺り上げて行く要領で、つまり一教動作である摺り上げ動作で結んだ相手の腕を上げて相手の裏を取って腕押さえに剣の打ち下ろし動作で導く気結びによる相半身横面打ち一教摺り上げ体の転換からの押え込みを稽古していただきました。

この技も剣の前後正面切り替えし打ちと一教動作を大事にした結び技です。受けが横面を右手で打ってきたなら、その手に取りの右手で結びを入れて、入身内転換しながら打ち下ろし結びをいれ、続いて受けと結んだその右腕で受けの右腕を一教動作で内から外へ摺り上げつつ入身転換で相手の裏を取り、結んだままの受けの右手の肘に入れた左手刀で正面打ちに打ち下ろして腕押さえに持ち込みます。押え込みの最後まで受けの腕を握る事無く結びを入れた両手の手刀の切り下ろしで技を作り上げます。

押え込み部分で、皆、抑えようと受けとぶつかって、腕を握って、ひねり上げ、体重を乗せて腕押さえをしようとしてしまいます。腕押さえと言う名に反して抑えるのではなく切り下ろす要領でぶつからずに導き崩す気の流れを作り上げていくのです。

ここまできて、技を決めようとあせった動きが多く、勢いで技を行なおうと言う動作が多く見られたため、本来早さはあせって作るものではなくゆったりした心をもって、ゆっくり動いても早いという動きを作らなければならないと言うことで、取りに正座をしていただき、半身半立ちの受けにそこに正面打ちを入れて、それを見切ってゆっくりとした動作で体捌きと共に打ち込んだ手刀のすぐ側面に立ち上がる稽古をしていただきました。

極力平静な静かな気持ちで受けの手刀による正面打ちをかわして頂き、見切りと体捌きさえしっかりしていれば、あわてなくても良いということを体感していただいた次第です。

その上で再度、相半身横面打ち内転換摺り上げ一教腕押さえを行なっていただきました。

続いて相手とぶつからない脱力した腕と呼吸力による座技呼吸法を稽古していただいて、相手とぶつかってもあわてずに呼吸力で行なう天地投げを稽古していただき技の稽古を終えました。

最後にいつもの整理運動をしていただいて本日の稽古を終了しました。

最近は、従来の稽古から、剣の上げ下げの動作を元に気の流れと結びによる技の稽古に徐々にシフトしているので、本日の稽古は、参加者に取っては少し面食らう面もあったようです。木剣や杖をきれいに素振りができるようになって、初めて稽古が出来る技ばかりなので参加者の皆さんがやっとこれらの技の稽古のレベルに達してくれた事から、このような稽古を始める事が出来た旨をお伝えしました。

そう、つまり、やっと自分自身が思う合気道の稽古を一緒にしてくれる仲間が出来て来たと言う思いが強い。今日の稽古も参加者の皆さんだけでなく指導する自分自身も大いに勉強になりました。眞武館を立ち上げた意義がやっと実現しだしたのです。一教が大切なのは、その摺り上げ動作が結びの第一の関門となるから一教と称され、最初に教えられるのだと思います。一教動作を大切にした剣の理合いによる稽古を今後も中心に据えたい。それが今の眞武館の合気道であると信じております。

本日の母は、見舞いに参った時に丁度リハビリを受けていて、言葉は発しないものの何度か笑ってもくれました。胃ろうの手術も30日の水曜日に決まりました。30日といえば、このサイトも、レンタルサーバがやっとPHP5対応のものに引越しをしてくださいます。11月30日は気が休まらない日になりそうです。

放っておいても時間は過ぎていきますが、既に11月も終盤で一年があっという間に過ぎてしまいました。仕事も母も合気道も次はどのような局面を迎えるのだろうか、そういえば愛車BMW R1150RTも12月車検です。

明日の眞武館島本道場での稽古で、今年の私の稽古日数が200日に達します。これも早いものです。

(2011年の本日までの稽古時間/稽古日数=480時間/199日)

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