合気道眞武館島本道場(2011.11.28)

本日は、合気道眞武館島本道場の稽古指導日でした。

本日も、「体の転換」についての入念な解説と稽古から始めました。もちろんいつもの準備体操を行ってからですが。島本町立体育館は、既に寒さを感じ出しました。畳の上でも足の裏が冷たくなって参りましたので準備体操も足を暖める事が肝要になってまいりました。

「体の転換」については「信念」のページにも新たに掲載しておりますのでそちらもご参照ください。

本日の稽古参加者は、一番弟子K藤君、二番弟子S木さん、六番弟子H本君、十一番弟子U城さん、十六番弟子N田さん、至誠館関大合気道サークルN山さんでした。

「体の転換」につづいて徒手での「前後切り替えし正面打ち」の素振り稽古を行い、剣の振り上げ動作による一教動作としての摺り上げ動作と入り身転換術の稽古としました。

その上で、「逆半身片手持ち前後切り替えし正面打ちによる四方投げ(表)」を稽古いたしました。

昨日の古曽部での稽古と同じく、四方投げを行おうという気持ちを捨てて、受けの手をひねり上げたり極めたりせずに単に「前後切り替えし正面打ち」の素振り動作をきれいに行う事にこだわって頂きました。

先の「体の転換」でも同様に説明しましたが、「徒に競う」気持ちを捨てて、「空」になるために、その前段階として日舞を踊るような気持ちできれいな「体の転換」や「前後切り替えし正面打ち」素振りの形を先ず作る事に専念いただいたわけです。所謂「形から入る」と言う指導方法です。

「徒に競わない”空”の心」と美しい合気動作を先ず身に付けて頂けば、合理的に作り上げられている合気技は後から付いてくると考えております。受けを倒すのが目的ではなく、美しい合気の動作を行えば受けと合気して、受けは必然的に導かれ倒されるものなのです。

腕押さえもあくまで押さえるのではなく、剣の打ち込み動作によりぶつからずに結果的に抑え込みの動作となるとしました。ここには体重を受けの腕にかけたり、ひねり上げる動作は無く、剣の摺り上げ動作としての一教動作と振り下ろしで受けの徒手に結びを入れて気の流れで抑え込みます。最後に取りに短刀を持っていただき、剣の代わりに短刀での前後切り替えし正面打ちをして頂いての四方投げとしました。これできちんと正面打ち動作が出来ているかを自己検証していただいたわけです。

続いて、昨日古曽部で行ったのとは別の理合いから「横面打ち前後切り替えし正面打ち一教抑え込み」を行いました。昨日は打ち込んでくる手と交差する徒手で一教摺り上げ動作で結びを入れましたが、今回は相手が右で打ち下ろして来たのなら、左手で一教摺り上げ動作を行って結びを入れて続く前後切り替えしての打ち下ろし、つまり入り身転換打ち下ろしで一教抑え込みを実現すると言う事に取り組んで頂きました。

その後、座技呼吸法で手を添えただけの受けの手に反射動作を使って結びを入れる稽古をして頂き、これを天地投げに応用して頂きました。

本日と昨日の稽古の最初から最後までが私の考える入り身転換反射です。反射動作は結びに繋がる重要な理合いだと考えております。

初心者の方も何とか難しい理合いの下の稽古について来て頂けました。最初からこの様な理合いの説明をさせて頂いた方が基礎がしっかり出来ると考えております。稽古自体も和気藹々とにぎやかに楽しく出来ました。

当面この様な方法で稽古して行きたいと思います。

今年の累積稽古日数が200日に達しました。\(^o^)/

(2011年の本日までの稽古時間/稽古日数=482時間/200日)









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