悪夢

本日、日が変わったばかりの深夜に悪夢を見て飛び起きました。

新築の我が家に越してきたばかりの頃の夢で、なぜか三階建ての我が家の回り階段を幼児の次男を先頭にのぼっており、次に私、母、成人の長男が続いておりました。私に続く母が踊り場で転倒して、手すりも何もない階段の端から転落しそうになりました。私が踊り場に飛び降りて母に動くなと静止して落ちるところを何とか支えたところを下から長男が母の足を抑えて転がるのを止めてくれました。ほっとしたところを階上から幼児の次男が階下に音も無く転落して行き、驚きの叫びと共に目覚めました。

今日は夕方から次男が帰っておりません。近所の友人宅に居るのは大体分かっておりましたが、すぐに手元のiPhoneから次男に電話をかけてすぐに帰る様に言い渡しました。

ここのところ不運な事が続いております。これ以上何かが起こっては一大事です。「もう大人や」と抗議して言う次男に「大人やったら親に心配かける様な行動は慎め」と深夜に家から出歩かない様に厳しく言いつけました。

今日の母は、看病に参りましたところ、サイドテーブルに看護師の詰め所に来るようにとのメモがあり、今後のリハビリ計画について説明を受けました。

食事のリハビリのために、鼻からの栄養チューブによるものの他に、一日二食口からゼリーを食べるようにしたそうですが、今のところむせる事も無く食べているそうです。この様子ですと栄養チューブをはずせるかもしれません。そうなれば特老への復帰も可能になります。その他にもベッドに座らせたり、手足を動かしたりマッサージをするなどの運動をしているそうです。年齢の割りに復帰が早いようです。

ただ、記憶障害があるとの事。今日の母も一言も話せず、目もうつろで焦点が定まらず表情もまたくありません。目を開けたまま寝ているようです。試しに動く右手を握って、「私が見えているなら手を握れ」と言うと握り返します。表情は全く変わりません。焦点も合いません。「私の言っている事が分からないなら握れ」と言っても握りませんが、「分かるなら握れ」、「分かるなら離せ」と言うとその通りします。「しんどいのか」と言う問いには反応がないので大丈夫なようです。

合間に目やにをぬぐってやると目をつぶり、「目をあけて」と言う言葉には反応せずになきそうな表情になりました。きっと悔しくてたまらないのでしょう。私の胸に冷たいものが流れます。こちらも泣きそうな表情になりそうなのをこらえてにっこり笑って「大丈夫や、ゼリーが食べれるようになったんやから回復しているんや、ゆっくりでいいから頑張れ」と話しかけました。

面会時間が終了する時間になりました。後ろ髪を惹かれる思いで、「帰るからな、しっかり寝て、養生しいや」といって、右手にミトンを装着してやって、その手をマッサージしてから家内と共に病院を後にしました。









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