春の嵐の中で思う昇級審査とは

昨日は、前日から続く雨が春の嵐のように激しく降りしきる中を高槻市立芝生総合スポーツセンター体育館へ市民公開合気道教室の稽古参加のために参りました。

今年は、大学4年生の方々の壮行会を行なうことをうっかり失念しており、気付いたときには新社会人として東京等の遠方へ赴かれた後になってしまいました。朝一番の体育館でそのことについて門川師範と二人だけだったのでお話を致し、本年はその代わりと言うのもなんですが、4月のサバイバル稽古の後で昇段者のお祝い会を催すことになりました。時間の都合のつかれる方は是非ご参加ください。今後、予定では春と秋のサバイバル稽古後にその間の昇段者の祝賀会を行ないます。

本日の稽古にも眞武館から16番弟子N田さんがお出ででしたので、丁度先週の月曜日の稽古は東京に行かれておられて参加できなかったためお渡しできなかった昇級審査の申請書をお渡ししました。稽古の合間の休憩時間に審査項目である相半身交差持ち一教押え込みの稽古をマンツーマンで指導させていただきました。

昇級昇段審査は、その門下生の方の現在のレベルの棚卸だと考えております。今の自分がどれだけ出来て、何が不足し、何が出来ないのかを自覚いただくのが目的ですが、もう一つの目的であり本来の目的は、その棚卸結果として最低その審査の合格基準のレベルが出来る様に成っている事を確認することです。

ですから、最低限合格基準のレベルに審査項目が達していなくては成りません。そのレベルに達していると判断させていただいたからこそ審査申請書をお渡しするのですが、審査に向けて、審査項目となる技をもう一度見直し、更なる磨きをかけるために稽古することも審査を行う目的でもあります。

入門以来何度も稽古いただいた相半身交差持ち一教押え込みですが、単に稽古をしているときには気付かれなかった細かな点が審査となると気になるものです。やはり審査のような目的が出来るとおのずから稽古に取り組む姿勢も変わるものだと常々感じさせられております。

今日のN田さんもきっと初めての昇級審査を経て、又一段上達されることでしょう。今回は、1月から昇給審査が伸びている一番弟子K藤君の一級審査、十番弟子M岡君の四級審査、十六番弟子N田さんの五級審査です。其々がベストを尽くし、一段上にレベルアップされることを臨みます。

稽古後は、朝の嵐がどこに行ったのかのごとく晴れ渡った青空が広がる気持ちの良い午後となりました。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=110時間/44日)









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