合気道 基本の重要性(20181213)

昨夜は、 合気道 「眞武館」ふれあいセンター道場での 合気道 指導日でした。昨夜の稽古参加者は、M野さん、T野君、I田さん親子、N橋さん、T良さんでした。昨夜の稽古では、先週M野さんにお願いした代稽古での参考ビデオについてなぞりながら基本の大切さについて学んでいただきました。

とある方の短刀取り一教から六教までを記録されたYouTubeの映像でしたが、どう見ても基本が出来ておられず反面教師として指導教材とさせていただきました。

合気道 基本動作の検証

先ず技全般に言える事ですが、すべて視線が受けの持つ短刀にくぎ付けとなっておられます。多人数を相手にすることを信条とする 合気道 では「剣や武器を見てはいけない、剣に吸い込まれてしまう」と開祖も諫めておられます。なにより正面突きでは猫背で腰が引けてしまいます。小手返しの技では顕著にこの傾向が出ておられました。

また、短刀に視線がくぎ付けによる腰の引けと猫背のため、きっちりと正中線上に入り身が出来ず食い込みが足りず体捌きのつもりで逃げてしまっております。逃げてしまうと受けは追いかけてくるのでスキが出来ます。

また、短刀を握る手を直接取りに行っているので握り手が人差し指と親指を中心とした握りになり、小手返しや二教持ちでの技が効きません。小指と親指、もしくは小指と薬指、親指で剣を握る要領で握らないと技は極まりません。

また四教の技では痛みを与えることを目的とした掛け方で受けの脈拍部への圧迫のみにこだわり、受けの逆の手による二の手の攻撃に全く関心が行っておらず隙だらけです。二教、三教、四教は相手を痛める技ではなく、受けを制して二の手の攻撃を不能にする技です。痛め技として稽古するのではなく抑え技として稽古すべきです。

三教では完全に受けの前で背中を見せてしまっておられます。三教などのどうしても受けに背中を見せるような技は受けの正面で技を決して行わず、正面を外して極力背中を見せる時間を短くして瞬間にしなくてはなりません。今回の演武では全く受けの餌食になる隙だらけです。

この様なことにならないように返し技の稽古も大切です。

さらに、小手返し、五教や四教での抑え込みでは肩への攻めが不十分で抑え込まれた受けの肩が浮いています。これでは簡単に起きられます。

この様に隙だらけの基本が全くできていないビデオでした。このビデオを反面教師とした稽古をさせて頂きました。

YouTubeに演武を乗せるときは慎重に検証してから登録しないといけないと痛感させられました。私自身も気を付けます。

稽古が終わって、迎えの家内と共に門下生H田さんがオーナーのカレーショップ「COCO壱番屋 島本町国道171号線店」で食事をしてから帰宅しました。本日もお腹いっぱい美味しいカレーをいただきました。

2018年の本日迄の 合気道 稽古時間/ 合気道 稽古日数396時間/143日









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