座技(20150414)

昨夜は合気道「眞武館」島本道場での合気道稽古指導日でした。

昨夜の稽古参加者は、三番弟子TJさん、五番弟子T尾さん、六番弟子M野さん、七番弟子M田さんでした。

昨夜の稽古では、三番弟子TJさんから「座技正面打ち一教固め」のリクエストがありましたので応じて稽古を致しました。

稽古内容は、

    1. 杖を用いた手首の鍛錬
    2. 杖回し
    3. 杖捌き
    4. 杖素振り(正面打ち)
    5. 31式型杖
    6. 杖を用いた一教固め
  1. 合気道基礎動作
    1. 網代歩き
    2. 膝行
  2. 徒手技
    1. (杖の理合で行う)相半身交差持ち一教固め
    2. 相半身正面打ち一教固め
    3. 座技
      1. 正面打ち一教固め
    4. 相半身正面打ち入り身投げ
    5. 天地投げ

ここで膝行や座技を行う事の意義についてお話を致しました。

座技で行う技では、

  1. 膝行自体が腰の回転、つまり腰を入れないと上手くできないので腰の使い方の稽古になる。
  2. 猫背になると上半身、とくに頭が床に近づいた事を自覚しやすいので胸や背を立てた正しい姿勢を維持しやすい。
  3. もともと座っているので下半身が安定した動作を体現しやすい。

などのメリットがあるとして、日頃から稽古するようにと指導いたしました。

膝行を行うと膝を痛めやすいと毛嫌いされる方も多いのですが、膝を痛める原因のほとんどが床に膝を「どし、どし」と音を立てて打ち付けられるように歩まれるからで、スポーツ畳やソフト(スポンジ)マットでの膝行では、衝撃が少なくわかりにくいのですが、長年の衝撃の繰り返しで膝を痛められておられるようです。

何事も正しい形での稽古が大切で、きちんとした指導の下で膝行を行えばそうたやすく膝を痛めるものではないと思います。現に私はビギナーのころ膝がすりむけ、血がにじむほど膝行の稽古を行い、一時期は膝が真っ黒に変色しておりましたが、膝の機能自体はなんともありません。

眞武館では昨夜も膝で音を立てて膝行をされる事を厳に禁じての稽古とさせていただきました。

また、膝行の際に膝から歩もうとされる方が多いので腰から出る事、そのために顔の向きで腰を回すこと、後ろ足で押し出すように,あるいは金魚が尾っぽを振るように後ろ足でお尻を押し出すようにして歩むと足と足が離れることなく腰の入った膝行ができる事等を伝授いたしました。

昨夜も雨模様で、春雨の時期とはいえ今朝も雨と本当に天候不順が続きます。

皆さんも身体を壊されないように傘以外にも気温の上がり下がりに対処出来る様に防寒具も忘れずにお持ちください。

私も昨日,今日とベストを鞄の隅に忍ばせての通勤です。昨夜は雨で肌寒かったので助かりました。

2015年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=116時間/41日









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