新しい仲間(20150407)
昨夜は合気道「眞武館」島本道場での合気道指導日でした。
昨夜は体験稽古においでいただいたY田さんが、即日十三番弟子として入門頂けました。久しぶりの新しい仲間です。よろしくお願いいたします。
さて、そのような事で昨夜の稽古指導のほうも入り身転換術としての「体の転換」を合気道の理合と共に復習をかねて説明させていただいた上で、入念に稽古いただきました。
「体の転換」は合気道の奥義と言うだけではなく、稽古に先んじて「徒に競い合わない心」の修行として行っており、そこには「相手を動かしてやろう」と言うような邪心に拘ることなく、受けから差し出された腕を腹に受け入れて入り身をしっかりと行い、転換して受けの欲するところを与えて、受けの気の流れと合一和合して納めることが肝要です。
つまり「△(イクムスヒ)に入って、○(タマムスヒ)く捌いて、□(タマツメムスヒ)くおさめる」と言う大先生にお教えを最初に実践稽古をするのが「体の転換」の目的です。
眞武館では、この「△○□」を「気合わせ、気結び、気納め」として、最初の体の転換で天地神人和合の実践として稽古いただいております。
言い換えれば、合気道の基本は「先ず相手を腹に収める」事が肝要で、これを眞武館では「気合わせ、気結び、気納め」と致しております。
合気道修行者の中には、最初の△、つまり入り身の無い転換だけの「体の転換」に拘って稽古される方を散見いたします。
合気道では、この「△」の「入り身」が非常に重要で「相手に食い込む」と言う事が「和合」の第一ステップだと考えております。
新しく合気道を習われる方々には是非この点を最初にご理解いただき、動かない相手を動かすような「徒に競い合う」稽古が「体の転換」ではなく、相手と和合する為の魂魄共の基礎稽古が「体の転換」であり、相手の気の流れを良く感じて見切り、相手の気を腹に収めて、相手の欲するところを与えて転換して最終的に気の流れの中心に立つのが「体の転換」です。
この稽古の理合の説明の為に「逆半身片手持ち体の転換」が「逆半身正面突き体の転換」の型稽古であり、いつ何時ナイフ等で腹を突かれても対処できる基本動作の稽古であるという理合の説明も致しました。
体の転換の稽古の後は、「相半身交差持ち一教」の稽古を行っていただき、これもいつでも顔面にパンチを入れられても「相半身交差持ち体捌き一教」動作で対処できるとしてその稽古もしていただきました。
このように合気道の基本技の稽古は約束稽古、型稽古により基本的な体捌きを身につけていつでも応用が利くようにしていくものです。
そのような目的からいいますと、型稽古として順番を型にはめるだけではなく、意識を持たなくても身体が動くように身につけることが大切です。
武産合気としてその場その場の臨機応変に技を繰り出すためには、このような基本動作の履修により身体で覚える事が大事なわけです。
新しい仲間である十三番弟子Y田さんにそのようなお話とともに稽古して頂きました。お仕事の都合で毎回の稽古参加は難しいとの事ですが、今後ともよろしくお願い致します。
稽古を終えて体育館を出ようとすると、直前から大雨になっていました。
傘を持たない面々は五番弟子T尾さんの車でお送りいただきました。新人の十三番弟子Y田さんはバイクでしたので雨の中を濡れて変えられました。春雨にしては大降りの雨でしたのでお風邪を召さないように。
本日も合気道「至誠館」の稽古に参ります。
2015年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=100時間/35日
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