約束稽古(20140519)

昨夜は合気道「眞武館」島本道場の稽古指導日でした。

5月となって多くの新規入門者を迎えて昨夜も稽古参加者は多く、うれしい限りです。

稽古参加者は六番弟子T尾さん、八番弟子N田さん、九番弟子M野さん、十番弟子M田さん、十一番弟子T玖君、十二番弟子Y里君、十五番弟子T野君、十六番弟子ソニアさん、十七番弟子安奈ちゃん、至誠館からM田君の合計十名でした。

稽古は、ソニアさんと安奈ちゃんが杖や剣の稽古が初めてでしたので、詳細な説明を加えながらいつものように先ずは、杖による手首の鍛錬、杖回し、杖による正眼の構えからの正面打ちを行い、杖の数が足りなくなったので剣に替えて、剣での正眼の構えからの正面打ち、前後斬り返し正面打ち体の転換を行いました。

その後、体の転換を行い、今回も相半身交差持ち一教の稽古を入念に行いました。

今回の稽古では、交差持ちに来る受けに対していきなり入り身して、受けを反転させる事によって自らは受けの死角に入って一気に受けを制する型の稽古としました。

一周稽古が回ったところで受けの片手に短刀を持っていただき、交差持ちで取りの手を押さえたところで正面突きに行く様にお願いしました。

子供たちはどうしても取りの手を押さえるのと正面突きが同時になって突く事にとらわれてしまいます。

本来は取りの手を抑えないで突きに入ると取りそこなった取りの手が短刀の突きよりも早く受けの顔面への裏拳や当身となって入ると言う事をお教えしましたところ、見事に八番弟子N田さんの取りの手が息子さんのT玖君の顔面に入りました。

この様に合気道の約束稽古では、約束稽古であっても受けは勿論の事、取りも攻撃の心をもって稽古に臨まなくてはなりません。受けが常に隙を突いて攻撃をするからこそ取りの技も成立し、上達もします。

最初のふれあいで一瞬にして死角に入らなければ二の攻撃でやられます。

合気道は真の武道ですのでスポーツのように今日負けても頑張って明日勝つと言う事はありません。負ければ死です。

それだけに平素の稽古では真剣且つ真摯な気持ちで取り、受けともに稽古に臨まなくては良い稽古とならないのです。良い稽古は取りと受けの二人で作り上げるものです。意地悪や意味の無いこだわりを持っての攻撃は良い稽古には通じません。

真剣な攻撃を見切る稽古も大切です。技の早さは見切りの速さです、同時に真剣な攻撃に物怖じしない精神の修養も大切です。

この後、同様に短刀を手にした受けを相手に相半身交差持ち入り身投げを行って昨日の稽古を終えました。

稽古後に十番弟子M田さんの二級審査を行いました。

課題はまだまだありますが、二級としての現時点の棚卸しとしては合格です。次回一級審査時には級の上では最高位となりますので更なる研鑽でレベルアップして一級としてふさわしい審査となる様に願います。

最後に小豆島合宿のお土産のオリーブチョコレートを皆さんにお配りして、体育館を後にしました。

2014年の本日までの稽古時間/稽古日数=179時間/63日)









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