崩しの稽古(20140217)

昨夜は、合気道「眞武館」島本道場での稽古指導でした。

島本町立体育館は昨夜も非常に寒く、体育室の板の間は凍て付いて足の裏が冷えると言うよりも痛みが走ります。

寒さに震えながらソフトマットを敷き詰め、道場旗をかかげ、体育室利用日誌を書き、出席簿の準備を致しました。終わる頃には身体は冷え切っておりました。

昨夜の稽古参加者は、三番弟子TJさん、四番弟子H本君、五番弟子T尾さん、十番弟子M田さんでした。途中八番弟子M野さんと十四番弟子Sちゃんの親子がおいででしたが、22日の私の昇段祝いのパーティーの連絡事項をT尾さんとお話してこの日は帰られました。

稽古に先立って三番弟子TJさんに三級昇級審査の申込用紙をお渡ししました。ここのところ至誠館や土曜日の芝生、古曽部での合気道教室にも出稽古されての熱心な稽古で上達されておられます。最高齢での三級審査、最強の三級を目指して頑張っていただいて参りましたので楽しみです。

稽古の方は、以下の通り。

    1. 杖を用いた手首の鍛錬
    2. 杖回し
    3. 杖捌き
    4. 杖素振り
      1. 正眼の構え
        • 正面打ち
        • 横面打ち
        • 逆横面打ち
      2. 八双の構えからの正面打ち
      3. 脇構えからの正面打ち
      4. 突き
        • 順突き
        • 回し突き
        • 後ろ突き
      5. 正眼の構えから正面打ち八双返し後ろ下段突き下段返し
    1. 左右斬り返し横面打ちでの足代歩き(前後進)
    2. 左右斬り返し横面打ちでの膝行(前後進)
  1. 体術
    1. 横面打ち二度打ち体の転換技(入り身転換反射道)
      1. 四方投げ
      2. 入り身投げ
    2. 入り身投げでの崩しの理合と稽古
    3. 天地投げでの崩しの理合と稽古

昨日の稽古の後半は合気道での崩しの理合についての理解を深める稽古を行ってみました。

力技で引っ張ったり抑え込むのではなく、軽い力で崩していくにはどの様にすればよいのか、力みを入れると受けに抵抗しぶつかる反射を生じさせるのでぶつからず導く理合を繰り返し稽古いたしました。肝心なのは受けの気の流れをよく感じて見切る事、その気の流れに和合して導く事です。

ここで「動かせるものなら動かしてみろ」と言うような徒な競い合いに陥ってはぶつかり合いの稽古となってしまうので先ずは受けと取りが気をあわしての型稽古を行い、そこから型をはなれて自在な崩しへと発展させて行く事が肝要です。特にビギナーと稽古する場合は受けが導く位の気持ちが大切で、良い稽古は受けと取りの二人で作り上げていく事を理解する事も稽古を有意義にします。争う稽古ではなく結ぶ稽古としなければなりません。

凍て付く体育館の稽古を終えた時には冷えていた身体も温まっておりました。白く息を煙らせながら火照った身体に満足して気持ち良く島本駅までの道を歩きました。

2014年の本日までの稽古時間/稽古日数=58時間/23日)









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