二男の卒業式

本日は二男の卒業式でした。二男は私と同じ京都産業大学を母校としております。午後一時からの卒業式に向けて懐かしい神山の里に参りました。途中、学生時代にお世話になった下宿の前を通り、大学そばの駐車場に無事MPVを停めて、これも大学そばの喫茶店で昼食をとって卒業式会場となる神山ホールへ入場しました。

私の卒業後に出来たこの神山ホールは、本当に立派なホールでした。式での「君が代」斉唱では、いつものように声を張って歌ったのですが、前列の親御さんには奇異に映ったようです。京都産業大学では胸を張っての「君が代」斉唱は当たり前の事です。今もそれは変わらぬことと信じております。

無事に式が進み、卒業生や在学生に負けじと学歌をも声を張り上げて歌いました。三番まで歌うのは自分の卒業式以来です。やはり産大学歌はすばらしく、本当に心にしみます。三番まで声を張り上げて歌う父兄も珍しいのか奇異に映ったようです。

学歌と言えば、歌詞に「産び業」と言う言葉があります。京都産大に入学したときから合気道とは縁があったのです。この事も再認識しました。我が母校の学歌は、合気の道に通じる日ノ本の若者の魂を歌ったものなのです。

現学長や理事長、同窓会会長の祝辞はまるで自分自身に述べられているかのように胸を打ちました。二男の卒業式ですが、丁度30年前に舞い戻って自分自身の二度目の卒業式をしていただいたような感動を覚えました。

「産大魂はチャレンジ精神であり、新しい分野に分け入って、自分自身の意思を貫くことが産大を支えてきたOBの魂でもあると」の言葉に、現在の自分のやってきたことと、足りないことを噛み締めました。

思えば、故荒木名誉総長が私の入学式の折に発せられた「この大学しかないから仕方なくこの場に臨んでいるというものは今すぐここを去れ」と言うお言葉、「入学時はすずめでも、卒業時は鷹となって世に打って出る国際人たれ」と仰ったお言葉に触発され、私も上場企業に入っていつかは幹部になり、日本の国家を支えるんだと意気盛んだった頃や、実際上場企業に入社することになって臨んだ卒業式には、入学の時の「今すぐこの場を去れ」と総長に檄を飛ばされたと同様に、現在の会社での最終面接で当時の専務に「貴様のようなやつはわが社には要らんから帰れ」と言われ、それにもめげずに自己の主張をお伝えした結果内定を得た事。不思議なことに私の人生の転機には常に「帰ってくれ」と言う言葉がキーワードであり、それにめげずに自己主張を旨く相手にお伝えする術をこの大学で学んだことを思い返しました。

卒業式の後は二男を残し、懐かしいキャンパスの見学を家内と致しました。私の入学式には家内も出席してくれ、先輩の方々のクラブ勧誘が家内にばかり集中し、入学生は僕ですと言ったことも懐かしい思い出です。キャンパスは当時も立派でしたが、想像を超えるほど様変わりしてものすごく立派な学舎に成っていました。懐かしい建屋や、ツーリングクラブ・フライングサンの毎週の集会に使ったピロティーや学祭の度に池はめをした思い出深い噴水池も健在でした。

帰りは新入生当時の下宿の前も通り帰宅しました。卒業した二男も来月から新しい人生が始まります。卒業から丁度30年の節目に母校を訪れさせてくれた二男に本当に感謝です。研司本当におめでとう。

大学を離れる際にTVで有名な所先生にお会いできました。来年度より学校を離れられるとの事。私が3年生の春からこれまで後輩達を指導いただき、また、テレビ等でそのご見識の高さや気品・品格の高さで母校の名を上げていただき、本当に感謝いたしております。今後も多方面でのご活躍を応援いたしております。

唯一残念だったのは応援団の演舞がチアリーダーのみで男子応援団の演舞が無かったことです。硬派の産大の象徴であった男子応援団がなくなったのか・・・・非常に寂しい現実かもしれません。

チアリーダー達が歌う「産大応援歌」も良かったですが、あの懐かしいだみ声の「産大応援歌」も聴きたかった・・・・・

いずれにせよ、我が母校、そして二男の母校、京都産業大学は本当に誇りに思えるすばらしい大学です。卒業直後の週刊誌に自分の子供を自分の母校に入れたい大学で関西ナンバーワンに選ばれていた記事を思い出しました。私はその夢を果たしました。

京都産大関係者の皆さん、産大魂を永久に・・・

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  1. 御子息もう御卒業ですか!
    「次男が産大に入学するねん。親子二代で産大やで!」ってお話をお聞きしたのが
    つい最近だったような気がします。
    月日の経つのは早いですね。
     それと、應援團のお話
    京都産業大學全學應援團のリーダー部が不在で吹奏楽部とチアリーダー部だけ
    という話は以前から聞いておりましたが・・・
    やはりあの羽織袴での演舞をもう一度見てみたいですね。
    そうそう大團旗も。

    • kunoちゃん、コメントありがとう。

      そう、親子二代で産大、親子二代でFSC。

      ただ、FSCの方は32代としては失速したようです。

      最近は一人でライディングする事が多いようで、大型、スーパースポーツライディング派の多い中でかなり悩んだようです・・・

      FSC現役の姿が傍にいる二男からも、その他からも見えません・・・
      少し寂しい限りです。

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