ジョブズ逝く

アップルの共同創始者の一人、スティーブ・ジョブズが10月5日亡くなられた。4日のiPhone4Sの発表を見届けての旅立ちであった。

アップルは、二人の創始者、二人のスティーブと呼ばれる、もう一方のスティーブであるスティーブ・ウォズニアックと共にアップル社を創設し、20代で大金持ちになった。

ちょうど私より3歳年上で、学生時代、サラリーマン時代を通してアップル信者であった私にとっては本当に寂しく、心に穴が空いたような気持ちになった。

会社で最も早くTCP/IPによる社内LANを引けたのもマックOSのおかげであり、当初はAppleTokeで敷設したLANを使っての人事情報システムの開発を自らなし、そのおかげで人事畑を当時歩いていた私が情報システム部門へ移る事になった。インターネット創世記に社のドメインを自ら取得し社のホームページを立ち上げ、現在の社のネットやシステムインフラの構築に寄与する事が出来、現在はこの情報システム部の長となり指揮を取れるように成れたのもジョブズ信奉のおかげである。

また、インターネット創世記にプライベートでもマックでホームページ開発をしていたおかげで今のようにネット上のムービーが一般的でなかった当時、QuickTimeによるムービーを配信し、日経コンピュータや日経インターネットNAVI等でからくりホームページの作り方として私のサイトが記事として取り上げていただけた。これもマックのおかげであった。実は私の当時作成したサイトは合気道のインターネットサイトとしては最古の筈である。

当時マック購入先であったアップルショップの営業の方も大学時代のゼミの先輩であり、共にアップルに感化された。先輩はサンフランシスコのマックワールドに参加して感銘を受けて当時勤めていた会社を辞してアップルストアに転職された。

その先輩が学生時代に家庭教師を勤めていた教え子も、京都市内の印刷会社の御曹司で、先輩と件のマックワールドを見学に渡米して自社にマックによるDTP部門をDTP創世期に立ち上げられ成功された。当時としては画期的であった。

また、私と一緒に人事情報システムを作り上げた開発業者の方も大手米国コンピュータメーカーの情報システム部門を退職してマックでの4thDimension開発ベンダーを立上げ、アップルセンターに関わり、そこで奥様と出会い結婚された。会社はご夫婦と弟さんとで始められ、今では大きく4Dの世界では有名なデベロッパーになられた。

このように私の近くだけでも多くの方の人生を左右したアップル、その最高責任者であり神であったジョブズが亡くなったのである。寂しく悲しい思いである。

本日は、会社からの帰宅が11時過ぎになった。9時半頃まで業者との打合せで、残務処理に時間が取られた。明日から始まる三連休も月曜の体育の日には出社して本日残った仕事を遣り上げなくてはならない。このような悲しい思いも、仕事の忙しさの中に忙殺されていくのか・・・・

毎日人生最後の日と思い努力をすればどの様なことも可能であると説いたジョブズ。
「人生常にハングリーであれ、おろかであれ」(スティーブ・ジョブズ)

合掌(-人-)









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