合気道:短刀取り正面突き

本日は眞武館日立金属道場の稽古日でした。

一番弟子K藤くんがスキー旅行に出かけたのでお休みとなりすれ違いとなった六番弟子H本君、二番弟子S木さん、七番弟子T尾さん、至誠館関大合気道サークルN山さんと私の5名が本日の稽古参加者でした。

本日も短刀を使った稽古で、いつもの準備運動後、短刀逆手持ちから交差持ち一教押え込みにて気の養生を十分におこなってから、短刀による正面突きの稽古をおこなった。

最初に短刀による右手正面突きをしてくる受けに対して、体の転換と同じ動作で受けの右側面に入り身転換をする。その際に弓手の形であげた左手と短刀を持った受けの右手を気合わせし、気結びをする鍛錬をまずおこなった。

ちょうど短刀正面突きの気を自己の気に結ぶ要領で相手の腕の下に左腕を気結びする鍛錬である。

それを何度か練習し、気結びの形が出来た時点で呼吸投げへと発展させた。

同要領で短刀取り小手返し、短刀取り四方投げ、短刀取り入り身投げへと応用変化させた。

最後の入り身投げでは、受けの心得として、必ず最後まで取りに対する攻撃の心を維持して、単に受けるのではなく、隙あらば攻撃する心で受けを取り、また、「最後まで崩されず、いつでも反撃できるような軽い動作での受けを心得る」事、入り身投げで最後に倒されるまで、「型稽古としての組み稽古は受けと取りの二人で作り上げるので、お互い協力してお互いの研鑚の助けとなる気持ちを持つ事」を教示した。

自ら全員を投げて見せて、全員の受けを取って見せ、どの様な形と心で取りとして技を施し、どの様な形と心で受けを取るかの研鑚もおこなった。

本日参加の四名の皆さんは、素直に私の指導を受けていただけ、お教えする自ら手前味噌ですが全員及第点の取れる成長振りでした。お伝えしたかった事をそれぞれのレベルで十分に体現していただけたと思います。

途中、フランスのChristian Tissier師範のビデオを皆で鑑賞させていただきました。技の速さと美しさに皆驚いたようです。しかし、その延長線上に必ず門下生の皆さんがおられるのですから、今日の鍛錬の中でも技の速さは物理的な速さでは無いとして、一の呼吸で技をおこなう研鑚もさせていただきました。眞武館上げて合気道の真髄を求めて行きたいと思います。

ここで事務連絡です。
眞武館の稽古は、来週月曜が姪の結婚式の為、門川師範に代稽古をお願いしており、再来週28日の月曜は体育館が休館日で休みとなるので、門下生の皆さんご留意願います。
また、3月14日の月曜日は島本町立第一中学校体育館での稽古となります。杖・木剣をお持ちの方は持参願います。眞武館以外の至誠館や大阪合気会傘下の道場の皆さんで武器技の研鑚をされたい方は大きな体育館での稽古ですのでご参集ください。

詳細については「お知らせ」のページをご参照願います。

(2011年本日までの稽古時間/稽古日数=69時間/30日)









  1. 昨日の稽古、合気道の魅力!!実感した稽古でした!!
    師範が、私に「呼吸投げ」された時、肘に一瞬激痛が!!いつも、師範に技
    をかけられると、(二教の技とか・・・)強烈に痛いっ!!痛い!!痛いっ!!痛い!!痛いっ!!のですが、昨日の痛みは、「これが合気道だっ!!」と、教えて頂いているようなありがたい痛みでした。
    ちなみに、私、「M」ではありませんので、お願いします・・・。
    先日、師範に成長したと褒めて頂き、ほんとうに嬉しいです!!ありがとうございます。私が、成長したのは、師範がいつもいつも熱心にご指導して下さる稽古して下さるおかげです。
    実は、合気道を再開したばかりの頃、「なぜ20数年前、合気道をやめてしまったんだろう・・・。もしつづけていたら・・・。」と思っていたのです。もしかしたら、そんな気持ちが私を猫背にしていたのかもしれません。でも今は、違います。眞武館の門下生である事、とても嬉しく誇りに思っています。そして、なにより眞武館での稽古が楽しいのです!!合気道が楽しいのです。(^-^)v(時々、むちゃくちゃ痛いけど・・・。)
    どこで稽古しても恥ずかしくない様、師範の自慢の加齢な愛弟子??いえいえ華麗な愛弟子???になれる様、一生懸命稽古をつけて下さる師範に答えられる様、努力し、頑張ります!!(寒い寒い体育館、暑い暑い体育館でも・・・。とほほ・・・。)「眞武館魂」です!!

    • いつも書き込みありがとうございます。

      合気道を楽しんで頂けているとの事、門川師範から「合気道は楽しまなあかん。」とお教え頂いておりますので非常にうれしく思います。

      初段の頃だったと思うのですが、ずいぶんと悩んだ末、初心者の方にお教えする時も、「自分の姿勢や技を崩してまでは手加減をしない」と決めました。そうしないと本来の合気道の技をお伝えすることが出来ないと考えたからです。

      もちろん、自分の姿勢や技を崩さない程度の手加減は必ずしておりますのでご安心ください。ただ、痛い技は痛いように怪我をされないように心がけてかけております。多分、受けを取る時に力まず平常心でリラックスして受けられるようになれば私の技も「なぜあんなに痛いと思ったのだろう」と思われる程度の痛みです。(^O^)b

      S木さんの成長された点は姿勢が良くなっただけではなく、特に入り身投げが特徴的ですが、非常に自信をもって技を掛けられているようにお見受けできる点です。

      合気道は非常にメンタルな面もありますので、どの技も施す時にはくよくよしたり考えすぎて気が小さく成らない様、自信たっぷりで堂々と間違えても良い位の平常心でリラックスして行ってみてください。

      これは、受けの時も同じで、痛い技ではないかとか怖いと思うこと無く、相手を信じて多少痛くても大丈夫とリラックスして脱力して受けを取られる方が却って安全です。

      合気道という言葉の真ん中に「気」があり、「あいきどう」の読みの真ん中に「いき」があります。それだけに「気」と「いき」が大切ですのでこの二つを大切にし、萎縮してこれらを小さくしないことが大事であり、そのために門川師範の仰る「合気道は楽しまなあかん」があるのだと思います。

      今、合気道を楽しまれているS木さんは、合気道の王道を歩まれているのでは無いのでしょうか。(^O^)b

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