霊感(20170125)

私の亡き母は、非常に霊感の強い人でした。幼少の頃、母の叔母が亡くなったと連絡を受ける前の晩に、私の叔母と共に亡くなった母の叔母の幽霊を見たとよく話してくれていました。「叔母が姪っ子二人に最後の挨拶に来てくれたんや」との事でした。

その血を受け継いで、私自身も両親や親族が亡くなる前に夜中に悪夢(多くは全ての歯が抜ける夢)を見て目覚めたりしていました。結婚後も家内をたたき起こして、親族の誰かが亡くなると話しては、後日家内から感心されていました。これは妹も同じで、同様の歯がすべてなくなる夢を見るそうです。

私共兄弟や母より強い霊感を持っていたのが母と一緒に大叔母の幽霊を見たという叔母でした。私自身は3年前に母を亡くした折も、なにか胸騒ぎがして有給休暇を取って、特老の母を一日見舞っていた日に母は突然亡くなりました。

実は、この日、従姉妹が二人そろって30年ぶりに母の特老を見舞ってくれておりました。昼食を外食して特老に戻り、入り口でうがいや手の消毒をするために順番待ちをしておりましたところ、前で手洗いをしていたお二人が振り返って、「あれ?もしかして博文ちゃん」と驚いた様子でした。

実は二人の従姉妹は、叔母を尋ねたところ、「私は良いからねーちゃんを訪ねて、見舞ってやって」とせかされたそうで、そのお陰で30年ぶりに母とも再会し、母も涙を流して喜び、その数時間後に突然安らかに旅立ちました。

この折も叔母の霊感には驚かされたのですが、実は数日前の夜中2時過ぎに、その叔母が私の寝間の枕元に立たれました。驚いて飛び起きて、家内をたたき起こして、叔母が亡くなる夢を見た、近々叔母を見舞いに行こうと夢うつつの家内に話したばかりでした。

その叔母を尋ねる間もなく、昨日叔母が亡くなったと件の従姉妹から連絡がありました。さすがに霊感の強い叔母です。幼い頃に叔母や母から大叔母が最後に挨拶に来られたというお話通りに、きちんと私に挨拶に来て頂けました。

本日、通夜、明日葬儀です。30歳そこそこで早逝した従弟や、やはり早く亡くなられた最初のご主人、数年前に亡くなられた、後添えのご主人とも天国で再会を果たしておられる事でしょう。両方のご主人が取り合いになっていないか心配です。お二人とも非常にやさしい良い義理の叔父でしたから、きっとにこやかに仲良くされているでしょう。

心から叔母のご冥福をお祈りいたします。

※事務連絡:なお、この様な悲しい記事内容の折にふさわしくないですが、このサイトの過去の訪問者数が夜明け前に30万人を超えました。つたない文章にもかかわらず、多くの方々にご訪問賜り、感謝申し上げます。









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