見切る(20160609)

合気道に限らず、多くの武道では、相手の次の一手や動き、能力等を見極める能力が非常に大切です。特に多人数を相手にする事が普通の合気道では、目前の相手だけではなく周りの敵全てを見切る能力が肝要となります。

では、普段道場ではそのような「見切り」の能力の養生となる稽古を行っているのでしょうか?

一対一の稽古ではその相手の動きを見切る稽古を心掛け、一対多人数で並んで稽古する場合は、常に受けや取りの方の動きを見取り稽古して見切りの稽古をする心づもりをもって稽古に臨むことが必要です。

漫然と受けを取るようでは「見切り」の稽古にはなりません。常に攻撃の心を持った受けの稽古を行わなければなりません。

合気道は「天地神人和合の御業」と言われます。相手と和合するためには相手を見切っておくのは必然です。普段の稽古の中に「見切り」の稽古の場面は多々ありますが、本人がその気にならなければその稽古のチャンスを見逃すことになります。

毎回の受けや取りの稽古時に、きちんと見切りの稽古をした方としていない方とでは一日の稽古だけでもその稽古量は格段に違って参ります。日々の稽古の積み重ねでその稽古量の差は歴然となって参ります。

「見切り」の稽古を毎回の稽古時に心がける様に努めたいものです。

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