気結びの業(20160215)

昨夜は、合気道「眞武館」島本道場での合気道指導日でした。

昨夜の稽古参加者は、T尾さん、M田さん、T野君、M田さん、和魂塾からK下さん、至誠館からM田さんとM渓さん、関大合気道サークルからY倉君の8名でした。

この日も余りにも寒いので準備体操から始め、天の鳥船運動、魂振りとすすめ、初心者のM田さんや出稽古にお出でいただいたK下さん、M渓さんのために、武器技の基本素振りを入念に指導させていただきました。

杖や剣での稽古の意義や「正中線を守る」ことなどの指導に加え、杖回しや抜刀時の手足の動きや運び等の所作が合気道の基本動作となる事などを示唆しての稽古と致しました。

この日の稽古は「相半身交差持ち一教腕抑え」一本に絞り、技を段階的に区切って、合気道の基本動作の稽古を兼ねて受けと取りの気結びの仕方や「受霊」と「反射」動作について履修いただきました。ベースになるのは、本日の表題の通り「気結びの御業」です。受けとしっかりと気結びを行うためには、まず、自らの身体のすべてのパーツが結ばれた状態でなければなりません。つまり手足腰の一致した動作です。これを習得する足掛かりとして、武器技の稽古を取り入れております。

また、昨日の交差持ち一教では、受けに短刀を持っていただき、取の手を抑えると同時に、逆の手に持った短刀で腹に突きを入れて頂きました。その突きが入る前に受けの死角に入り、受けの体制が裏返るように入り身しなくてはなりません。交差持ち一教の醍醐味です。

この様な稽古をするとどうしても物理的な速さで受けの二の攻撃から逃れようとしますが、それでは身体に力が入って力んでしまって却って動作が遅くなります。物理的な速さではなく一瞬で受けと産びを入れて受けの体制を裏返す崩しを入れなければなりません。実演を交えて力まずに平常心と自然体で対処する方法を指導させて頂きました。

最後に天地投げと座技呼吸法で呼吸力の育成と気結びで初動をおさえこんで受けを制する方法などを指導させていただきました。

土日の暖かさから一変して余りにも寒いので、身体が冷えぬように休憩時間をほとんど取りませんでしたが、稽古後はホカホカとあたたかく、凍てつく寒さのはずの体育館もそれほど寒く感じませんでした。

良い稽古が出来た証拠でしょう。

汗をぬぐいながら帰宅の途に就きました。

さて、未だG輪さんと連絡が取れません。既に三回も留守番電話にメッセージを入れ、メールも何通も出しております。最後の連絡が正月四日の年賀のメールで、年末がお仕事が多忙だった関係で稽古に出られなかった報告と、来週から稽古復帰しますと言う連絡でした。既に二か月弱の日々が過ぎております。

何か悪い事が起こったのではと心配です。このサイトをご覧でしたら是非ご連絡いただけますようお願い致します。

2016年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=51時間/19日

 









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