コミュニケーション(20160210)

コミュニケーションを誰とでもとると言う事は非常に難しい事だと最近つくづくと思います。

よく会社などで、パワハラとかセクハラ等々のハラスメントの問題が起こりますが、個々にきちんとコミュニケーションが取れて、相互理解が出来ていれば何でもない事がこのような大きな問題にまで発展する場合も散見されるようです。

また、個人的ないざこざもよくよくお互いが話し合ってみると相互の誤解から発している諍いも多いようです。

平素からのコミュニケーションがどれだけ上手くとれているかによって、この様な問題の多くは解消される場合もあると思われます。

周りの多くの方から誤解を受けずに生きて行くには、周りに媚び諂うのではなく、周りの方々ときちんと向き合ってコミュニケーションをとることが大切だと思います。

コミュニケーションとは、単によくお話をすると言う事だけを意味するのではなく、朝夕の挨拶や何気ない声掛けなどの小さなコンタクトも非常に大切です。

「おはよう」の朝一番の挨拶、「元気か?」の一言がコミュニケーションの始まりであり、「さよなら」、「お疲れさん」、「お気をつけて」の一言がその方との一日のコミュニケーションの終わりです。

合気道はとられた受けの方の「手」の握りや、攻撃の気を「受霊」で一旦ありがたく頂いて、自分の腹内に収めて、収めた気をありがたくお返ししていくと言う気の流れのコミュニケーションが基本に流れています。その為、名称も「合気」の道とされています。

また、合気道での「崩し」も一度に突然大きな「崩し」を入れるのではなく、触れた瞬間、それ以前から小さな崩しに導いて徐々に大きな崩しをなして技にして参ります。その間、相手を大切に、大事に扱う「慈愛」の心を持ち続ける事が肝要です。

「合気道」を通じて誠のコミュニケーション能力を高めて、ぎすぎすした世の中を正して行く事が、開祖の仰った「天の浮橋に立て」と言う事ではなかろうかと思う今日この頃です。

道に迷ったときや悩み多き時こそ、内に籠るのではなく、周りの方々と多くコミュニケーションをとりましょう。そのためにも、平素からより多くの方々とコミュニケーションをとる努力をして、「一期一会」で出会った周りの方々を大切にしていく心を育てようではないですか。

合気道「眞武館」では、日常の稽古や生活を通じてそのような心を育んでいく「合気道」の道を歩んでいきたいと思います。









  1. 人事部門に勤務していた若い頃に後輩の女性が「挨拶をしても返してくれず無視される事がありますが、自分の笑顔が足りないと反省し、どの様な方でも返事を返したくなるような明るい挨拶をと心がけています。」と朝礼コメントしていました。
     それ以来、私もずっと笑顔での明るい挨拶を心がけ、いつも返答をしてくれない方が返答を返してくれるまで頑張って挨拶をしてまいりました。これからも続けていくつもりです。

  2. 職場の人とも普段から挨拶や何気ない会話をしていると、仕事で困った時に相談や報告もやり易くなりますね。僕は毎日会社の同じフロアの他の部署(机が離れてるだけですが)にも挨拶をするのですが、部が違う人からのレスポンスは薄くてちょっと寂しいです(^-^;

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