つかまり立ち(20160127)

昨日、東舞鶴に住む次男の嫁が江見家一族グループのLINEに生後9か月になる孫の惟人君が次男の肩を支えに初めてつかまり立ちをしたYoutubeの映像をアップしてくれました。

正月の帰省時には、立たせてこたつやソファーにつかまらせると立ち続けられるようにはなっておりましたので、つかまり立ちが出来るのも時間の問題だとは思っておりましたが、うれしい限りです。

本当の意味での初めてのつかまり立ちは、人生に一度かもしれませんが、色々な意味でのつかまり立ちは、何度も経験します。

私はもちろんの事、我が合気道「眞武館」道場の門下生の皆さんも、日々の合気道の稽古として最初のつかまり立ちをするまでが非常に大変だったと思います。

合気道は、初心者にとっては普段の生活とは異なった動作を行う事が多く、使い慣れない筋肉の筋肉痛や初めての体捌き動作に面喰ったりされた事でしょう。

慣れてしまうと当たり前の動作で、考えるまでもなく自然と身体が反応して動けるようになるのですが、最初は色々と難しく考えて動こうとします。

自転車やバイク、自動車等の乗り方を覚える時も似たような経験をします。最初は「ああして、こうして」と頭で考えないと出来ない事が、段々と考えずに出来る様になり、最終的には「最初にあんなに考えずに身体で覚える方が早かった」と悟ります。

最近の子供用の玩具では足けりで動かすペダル無しの自転車が自転車の乗り方を身体で覚える最短距離の玩具として大流行りのようですが、これもその一例なのでしょう。

物の本によると、身体で覚えるべきことを頭で覚えようとすると動作が「手先、足先」だけの動作になってしまい、なかなか上手く行かなくなると言う事です。

赤ん坊の動作を見ていても無心に立とうとするだけで、理屈を考えてつかまり立ちをしているわけではありません。

ですから合気道の基本動作や基本技も稽古の合間には理合や理屈を考えても、実際に稽古する際には「ああして、こうして」と考えることよりもイメージ作りが肝要だと思います。

いかに描いたイメージ通りに動けるかが稽古の真ん中であり、「合気道に構え無し、一、二、三を作るな」と言う開祖のお教え通りであると合気道「眞武館」道場では、常々指導させて頂いております。

孫のつかまり立ちを見てそのような事を思い起こしました。

さて、孫も近々手をつないで歩いてくれるようになるのでしょう。

それを楽しみに今日も一日頑張ります。

もう一人の孫の日奈乃ちゃんとも永らく会っておりません。どうしているのでしょうか?

歳をとったらとったで色々と楽しみな事が増えます。









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