表の入り身投げ(20150915)
私の師匠の門川繁美師範の入り身投げは、非常に早く美しい。
以前に師範から「表の入り身投げ」とお教えいただきました。
今になって「受霊と反射による反射道」の理合で行う入り身投げであり、門川師範のお師匠であられる、故田中万川師範が提唱された「入り身転換反射道」における「入り身投げ」の真骨頂であると考えております。
田中万川師範と同時期の開祖の弟子であられた岩間の故斎藤守弘師範による「入り身投げ」もまた、同様の技の理合だと推察致しております。
昨夜の合気道「眞武館」島本道場での合気道指導においては、先の土曜日に行われた門川師範ご指導の「理合の研鑽会」でもお教えいただいた、この「表の入り身投げ」を私なりに入り身転換反射道としての解釈による理合で復習させていただきました。
転換から入り身に入るタイミングが非常に難しく、「呼び返し/呼び戻し」とか「カウンター」と言った表現を使っての指導となりましたが、その底に流れるのは、ぶつかったりするのではなく「天地神人和合」の御業でありますから、平常心で優しい慈愛あふれる気持ちで「受霊と反射」を意識して行わなければなりません。
昨日の稽古はこの理合での稽古に終始し、難しい技の習得に時間をかけていただきました。
この技には他にも「空の気」や「真空の気」と言った、大先生や万川先生のお教えの中に表された多くの理合を含んでおり、一つ一つを意識しながら「一の気」で気の流れをきれいに流しての稽古としました。
稽古参加者は五番弟子T尾さんと八番弟子T野君だけの少数精鋭での稽古となりましたが、却って手取り足取りの稽古となりましたので理解を深めていただけたように思います。
島本町は完全に秋の気配でそろそろ涼しさを超えて朝夕は寒いくらいになって参りましたが、少人数であっても熱気あふれる稽古となり、あっという間に稽古終了時間になってしまいました。
T野君の残念そうな姿に熱心な彼の稽古姿勢を感じながらお別れして島本町をあとにしました。
さあ、今日も一日が始まりました。お仕事の方も精いっぱいがんばって参りましょうか!!
2015年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=302時間/103日
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