合気剣・合気杖

土曜日10時からの合気道教室一般稽古の前に、朝9時からの一時間を合気杖の指導にあたっている。最近は岩間式の31の杖の型と組杖に熱心に取り組んでいるが、(財)大阪合気会には故田中万川師範が残された「16の杖」がある。

岩間の故斉藤守弘師範は、故万川師範が大阪合気会本部道場を建築されたときに岩間にお邪魔して大先生から供に愛弟子として稽古をつけていただいた仲であり、万川師範が亡くなられる直前は斉藤師範が来阪して万川師範の代稽古を大阪合気会で行なっていただいたこともあり、岩間の技と、大阪合気会の技は非常に似通っている。特に入身投げの型はその他の合気会系道場と異なる点で非常に似ている。

今日は、初めて杖の稽古に剣を取り入れて見た。門下生の皆さんは少々違和感があったようだが、剣を持とうが杖を持とうが素手であろうが理合いの芯は同じである。ただ、剣と杖の大きな違いはぶった切りとぶったたきであると門川師範から教わったのでそのように私も指導している。

剣であろうと、杖であろうと究極は「音なしの剣」である。つまり、ガチャガチャと剣や杖をぶつけ合うのではなく、武具であっても結んで相手を制して、倒し、切り、そして、ぶったたく。

今日の組稽古は、正面打ちを行なってくる相手の杖を、相手の打ち下ろすままに体捌きと供に剣の棟(みね)で制して、返す刃で相手の首を掻き落とすという型を稽古した。これは体道での正面打ち入身投げの動作と同じ理合いによる。

11月3日に執り行われる島本町文化祭で演武をさせていただける事になりそうだが、会場の舞台にはマットもたたみも無いとの事なので剣と杖の演武を行なうつもりだ。

数ヶ月あるので何とかなると思うが、まだ剣も杖も持ったことの無い愛弟子達にずいぶんと頑張っていただく必要がありそうだ。









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