人身事故(20141015)
昨日、退社後帰宅しようとJR長岡京駅に参りますと、なにやら人ごみが出来ております。駅員が大きな声で構内のスピーカーからなにやらわめいております。
「18時40分過ぎに高槻、摂津富田駅間で人身事故があり、上下線ともストップしております。お忙しいところご迷惑をおかけ致しますが、現時点で代行輸送等の連絡は入っておりません。」との事。
「こんな事ならもう少し残って仕事をしていればよかった。」と思いながらもしばらく様子を見る事にした。
ここ数年、いやもう十数年以上になるのかも知れませんが、本当に人身事故という呼称の鉄道自殺が頻発しております。「迷惑な事やな」。」と誰しもが思っているのでしょうが、多分亡くなられた方も以前はその様に思っていたのかもしれません。
自らの命を絶つというのはよっぽどの事であり、平素ならともかく、その様な状況になったときは回りの事等構っていられないのが実情なのでしょう。
ただ、無策でこの様な事故を防止する事無く年月が過ぎているように思います。
以前から鉄道自殺の場合、列車往来を邪魔した事から多額の賠償請求が遺族に求められると言ううわさを聞きますが実態は不明です。
もしその様な事があるのであれば、どれだけ高額の賠償請求が遺族に来るのか明らかにする事も自殺防止に役立つかもしれません。
ただ、その様な対処療法よりも、根本的な日本人全体の幸せ感を押し上げる政策が必要です。
日本人は世界的に見ても裕福な方だと思いますが、幸福感と言う意味ではどうでしょうか?
金銭や物欲的な裕福感は幸せの一つの要素ではあるのでしょうが、全てではなく、多分非常にシェアとしては低いのだと思います。
金銭的に裕福でなくても幸せに暮らす方々は世界に五万といます。金銭や物欲が満たされた方でも日々恐々として生きる方もたくさんおられるでしょう。
本当の幸せとは何か。子供の頃から教育される必要が在るのかもしれません。
上品に幸せに生きる術を幼い頃から教育すればきっと日本中に幸せな方が増えるのでしょう。
高学歴、高収入が幸せの入り口だと教えられ続けた戦後教育の結果が今日の大勢の自殺者を生み出しているのでは無いのでしょうか?
競争よりも共存共栄の方が幸せに近づけるように思います。
そういう意味で天地人心合一和合を旨とする合気道は生涯教育として非常に役立つのではとその実践を修行の場、道場として行く事が我が眞武館の役割であり、私のライフワークなのだろうと改めて思う今日この頃です。
幸いな事に電車は直ぐに復旧して10分程度の足止めだけで帰宅する事ができました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
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