嚥下機能

昨日は母の見舞いに地元の特別養護老人ホームに参りました。母は二週間前のインフルエンザの疑いが消えた時点で個室隔離から解放されておりましたが、数日前から又個室に移動となりました。

終末看護に入るからとの事です。まだ81歳の半寿の若さです。幾度かに亘る脳梗塞、特に一昨年11月初めに発症した脳幹部の脳梗塞からここまで命永らえた事自体が母の生命力の強さを表しております。

脳幹部梗塞を発症した時は一族を集めて最後のお別れを致しました。それから奇跡的に自発呼吸に戻り、意識が返り、食事は生涯無理と言われながら胃瘻手術の前日に食事が摂れる様になりと奇跡的な回復を見せてくれました。

今問題になっているのは食事を飲み込む嚥下機能の低下です。

どうしても食事が喉から奥に飲み込み辛く、下手をすると気管に入って窒息したり、取り除けても炎症を起こして気管支炎となり亡くなる場合もあるそうです。食後に飲み込めていないような場合は吸引をしていただいているのですが、最近は回数も増えてほとんど食べたもの全てを吸引しているような状況ですので、危なそうな場合は食事を中断し、大丈夫そうな場合のみ最後まで食べるようにするそうです。

ここで嚥下能力の診断を病院で行って点滴や胃瘻手術を行うと言う事も出来るのですが、多分その場合は二度と食事は出来ず点滴チューブや胃瘻器具を装着したまま死期を迎えることになる様です。

母の終期医療については特老の看護に委ねる旨の覚書も提出いたしました。

昨日は母におやつとして出された食事を時間をかけて食べさせましたが、やはり特老を後にする時には喉がゼロゼロと鳴っておりました。

いよいよ母との時間も残り少なくなってきたようです。一年以内には執り行う予定のかわいがっていた二男の結婚式だけには参列させたいとケアマネージャーの方にはお話いたしました。









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