気合せ/気結びの杖

昨夜は、合気道「眞武館」島本道場の稽古指導日でした。

夏休みが終わったからか、最近は数人で行っていた稽古に門下生が戻って参りました。

昨日の稽古参加者は、一番弟子K藤君、二番弟子S木さん、七番弟子T尾さん、十一番弟子U城さん、十六番弟子N田さん、十八番弟子M田さん、十九番弟子TJさんでした。

月曜の島本道場では、先々週から合気杖術の稽古を体術と併せて毎回行うようにしております。昨夜もいつもの準備体操、「天の鳥船運動」、「振魂」による禊の行に続けて杖による手首の鍛錬、杖回し、杖捌き、100本の杖素振りを行いました。

杖術が初めてと言う方もおられましたので、時間をかけて杖素振りを説明を交えて行いました。

ついで土曜日に行いました「気合せの太刀」、「気結びの太刀」を杖に変えて「気合せの杖」、「気結びの杖」として行いました。

これらの稽古の合間、門下生の皆さんには武器技をお教えする目的は、故植芝盛平翁先生が「剣から起きる」と仰ったように、「剣を持てば合気剣、杖を持てば合気杖術になり、持った剣や杖には血脈が通わなくてはならない」と仰った事、武具を握る時、上腕は必ず脱力を要し、軽く小指から握らねばならない事、それは徒手技でも同じ事で、徒手での正面打ちや横面打ちも手首や肘、肩を自由にした柔らかい打ちを心がける事、それが呼吸法での斬り上げ斬り下げ動作につながることなどを指導させていただきました。

ビギナーの方にはなかなか難しかったようですが、初心者には教えないと豪語していた以前と違い、現在は正しい正面打ちや横面打ちの打ち方や脱力の大切さを覚えるためにも初心者から武器技をはじめるべきと考えておりますので、初心者の十九番弟子TJさんには特に丁寧な指導を心がけさせていただきました。

武具を携えた場合の礼法も他の門下生は既に身についているのでわざわざ指導させていただかなくても道場での先輩門下生の立ち居振る舞いを見習っていただければ事足りるようになったのはうれしい限りです。

最後に「天地投げ」の裏技をおこなって、受けの気を頂いてそれを感謝をこめてお返しする形で行う天地投げとさせていただきました。天を支える手、地を支える手を実演をしながら二人づつ組んでいただいた門下生の間を縫って指導させていただきました。なかなか結びを入れる動作を体現いただくのは難しいようです。

月曜の島本道場は合気杖術と体術を併せて稽古をしていき、眞武館道場生には是非「剣から起きる」合気道を体現していただきたいと思います。今後は剣術もお教え出きる様にして行きたいと思います。

合気道「眞武館」の道場名のいわれが「御祖神の至仁至愛たる至誠より出でし眞武の心即ち誠勇誠智誠愛誠親の四魂を一に剣の下に修めし精魂の成身養體の磨きに依り全心身は剣化剣光を放つべし。」なのですから。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=333時間/139日)









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