市民合気道教室の指導(2012.06.16-17)

先週末は合気道連盟主催である、土曜日の芝生総合スポーツセンター体育館と日曜日の古曽部防災スポーツ公園体育館での両方の高槻市民合気道教室の指導をさせて頂きました。

土曜日の早朝に門川師範からご連絡があり、いつもは師範がご指導される土曜日の教室も代稽古で指導させていただく事に急遽決まりました。まさに芝生体育館に向かって家を出る直前のご連絡でした、以前から土曜日に一度代稽古をお願いしたいとは仰っておられましたが、失念されていたとの事で同志社大学に参られるとの事でした。

芝生では、相半身交差持ちから体の転換、体捌き、一教押さえ込みの連続動作の稽古をさせていただきました。最初、眞武館でいつもおこなっている体の転換での正中線の矯正法である「一人前後切り替えし正面打ち体の転換」を入念におこなっていただき、本日の技の中心課題となる「正中線を守る」の基礎稽古とさせていただきました。その上で二人づつ組んで頂いて、通常の体の転換を行って頂きました。この日は最後まで二人組みでの稽古とさせて頂きました。

続いて、先の「相半身交差持ちから体の転換」部分を作り上げる稽古をしていただくために、手刀で受けの腹を切り裂くイメージで、手先ではなく正中線を守った体の転換動作、つまり腰の回転で腹を切り裂くイメージ作りと網代歩きを交えた体の転換後の体捌きの稽古をしていただきました。

また、一教動作に入るために体捌き時に開いた足の筋肉にエネルギーをためて呼吸法で下から突き上げる一教動作のエネルギーとし、全身を使った一教動作、つまり反射動作による一教動作を作り上げていただきました。これに続く切り下げ動作による押させこみも上から乗ったり押さえ込むのではなくあくまで切り下げ動作で押さえ込む方法をご指導させていただきました。

この一教動作の極意をたずねられた合気道開祖故植芝盛平翁先生は「研ぎ澄まされた一本の刀を思い浮かべなさい」と仰ったそうです。この意味をかみ締めて一教動作の稽古を行って行きたいと思います。

その後、この展開技として入り身投げ、三教固め押さえ込み、三教固めからの四方投げ、回転投げ、小手返しとすすめ、最後に立ち技呼吸法としての転地投げを行って、稽古を終えました。

この日の稽古は「正勝吾勝勝速日」として相手と結ぶ「合一和合」の御技としての合気道、つまり「徒に競い合わない」を稽古の最初から戒めての稽古とさせていただきました。

昨日日曜日も同様にこれらの考えを武器技、合気杖で実現する稽古とさせていただきました。

いつもの320本の杖素振りを交えた杖振りや杖捌きを行った後、杖での呼吸投げを行い、武具を軽く握って扱うコツについて説明し、脱力するために「徒に競い合わない」気持ちを養生して、軽い力でいかにぶつからずを体現して相手を崩すのかと言う事について稽古していただきました。

両日の稽古は、日ごろなかなかお教えできない事を体系だって稽古いただけたと自負できる内容だと思いましたが、残念ながら両日とも眞武館門下生の参加が一人も無かった事が、良い稽古が出来ただけに残念で惜しむられました。

本日の眞武館島本道場で是非再現してみたいと思います。

稽古後、長男夫婦が自宅を訪ねてくれて、おなかの子が私の予想通り女の子であった事を報告してくれました。出産がますます楽しみとなりました。その後、家内と育児用品のショッピングに夫婦揃って出て行ったのですが、私自身は、家に居残りし、「欲しいものリストを出すように」と伝え、親ばか振りを発揮してしまいました。

まあ、最初から出費は覚悟の上なのですが・・・・・かわいい初孫の出産が楽しみです。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=218時間/87日)









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