スミキリ

大先生は、円転する独楽の姿をさして、スミキリ(澄み切り)の境地と評し、常住平常心の在り方と中心軸を確立した「円転の利」について教え説かれておられます。

昨夜の合気道「眞武館」島本道場での稽古は、この「スミキリ」を中心とした稽古とさせていただいた。

円転をイメージした体の転換の稽古を十分に行ったうえで、技としては両手持ち体の転換からの二教持ち一教押さえ込みとしました。

両手を持たれて入り身転換するとき、先行する手は受けの腹を切り裂くようになぎ払うのですが、腕の振りでなぎ払おうとすると腕力による動作となります。自己を中心とした円転、つまり入り身転換術によりなぎ払うために手刀の位置は正中線上に維持します。この手刀で大きな気で受けの腹を切り裂くように円転します。もう一方の手は、受けの顔面への当身です。なぎ払う手刀と当身の手刀は、同じ腰の回転で行うものですので攻防一体とした動作となります。

このときの体の転換をスミキリの理、円転の利を心積もりして大きな気の流れの中で自己の中心を作って入り身転換します。

ここで「徒に競わない」平常心が大事になります。相手を動かそうと引っ張ると脇があきます。あくまで円転の中で受けを巻き込む要領が肝要で、大きな気の流れのスミキリの状態で技を施す事に徹します。

体の転換でためたエネルギーを反転する足から一気に開放して剣の切り上げ動作と切り下ろし動作で受けを押さえ込みます。このとき腹を切った手刀は一教動作として下から受けの肘を突き上げ、他方の手は二教持ちで相手の手首を決め、導きの手として逆転する転換に合わせて受けを崩し倒します。

相手を崩そう、倒そうと言う気持ちが強いと却って気の流れが滞り、小さく硬い技の動作になりがちです。おおらかな気持ちで受けへのいたわりの心を忘れずに受けとの気の流れの合一和合のもとで技を行う心がけやイメージを持っていただければ昨夜の稽古は成功かと思います。

続けて天地投げ(裏)を同様に気の流れの和合とスミキリの境地での体の転換によって行う稽古で昨夜の稽古をしめました。

最近は稽古に来ていただける人数が増えたのでうれしい限りです。

昨夜は、二番弟子S木さん、四番弟子TJさん、七番弟子T尾さん、八番弟子M井さん、十番弟子M岡君、十一番弟子U城さん、十六番弟子N田さん、十八番弟子M田さん、至誠館N江さん、K村さん、関大合気道サークルS水くんが参加していただけました。

眞武館の新しい稽古場が見つかりそうです。来週木曜日は新稽古場での稽古です。お楽しみに。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=199時間/79日)

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