一教動作を大切に

昨夜は合気道「至誠館」市役所道場の稽古に参加できました。

眞武館からも一番弟子K藤君と十五番弟子T浜さんが出稽古に来られておられました。

門川師範の昨夜のご指導は、一昨日の眞武館と同じく「相半身交差持ち一教抑え込み」からの展開技でした。日曜日から続く一教動作の稽古の復習です。師範がこのサイトを読まれてわざわざその様にして頂けたのかもしれません。そうでしたら本当にありがとうございます。

師範のお教えも「一教動作は下からの突き上げです」と言う点から入られました。やはり、突き上げ動作では無く上からの抑え込み動作の稽古をされる方がまだまだ多く、また、交差持ちにもたれる際も受けの取りに来た手とぶつかる動作から入る方が多いようです。

そのため、触れた瞬間にぶつかり負けして腕が上がらない、体重を乗せて腕を押し下げようとして体重を乗せて自分自身が崩れる等の現象が多く見受けられました。この様な動作では力技の稽古となり、力の競い合いとなる合気道とは異なる次元の稽古になってしまいます。

一教動作は、開祖植芝盛平翁先生の道歌
「敵人の走り来たりて打つときは 一足よけてすぐに斬るべし」と有る様に、一刀一足法と網代の体捌きと入り身を駆使した剣の理合いがその底辺にあると思う。

相手の正面から一足避けて一刀に斬る動作がすなわち一教抑え込みであり、一教動作は剣を斬り上げる動作に通じる。剣の斬り上げ動作で受けを下から突き上げ、そして斬り下げ動作で自分の正中線上の臍下丹田に抑え込む。イメージでトレーニングするならば、先の道歌のように、「一足よけてすぐに斬るべし」である。

一教斬り上げ動作は、それに続く斬り下げ動作の準備動作であり、これが無いと上からの抑え込み動作に流れる。また、一教動作は「攻防一体」の動作であり、両手を使い、いつでも受けの各所(わき腹、顔面等)に当身を入れるだけの余裕を持ち、その当身が肘に入った形が一教斬り上げ動作であり、下からの突き上げとなる。

今日も至誠館は大盛況でした。いつか眞武館もこの様な大人数での稽古が出来るように精進したいと思います。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=106時間/42日)









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