正面打ち・横面打ち

おはようございます。朝の明るくなる時間が日に日に早くなって参りました。これこそ「勝速日」と言う感があります。今日もすがすがしい朝日と共に出社です。

昨夜はお仕事で水曜日の合気道至誠館市役所道場の稽古には参れませんでした。ゴールデンウィークまでは、この様な状況が続くと思われます。

さて、タイトルの「正面打ち、横面打ち」ですが、体術のみの合気道の稽古をされる方々の中には正しい正面打ちや横面打ちの打ち方を教わらないままに年月を経ておられる方が多い様に思われます。

合気道を習い始めた頃、正面打ちや横面打ちを受けとして打つ時に、違和感を覚えながら子供の喧嘩のような打ち方をして疑問に思われる方は少なく無いと思われますが、これをそのままにして稽古を続けられる方も多い様です。

至誠館や眞武館では初心者の内にこの様な門下生を指導する方が多くおられるので大丈夫な様ですが、合同稽古の時等には隙だらけの面打ちをされる方を多く見かけます。

面打ちは剣の素振りが基本です。必ず剣を持ったつもりで自分の正中線上を先ず切り上げる動作が大切です。これにより相手の正面からの攻撃を防御し、隙あらばいつでも突くなり打つなりができるのです。

正面をがら空きにしていきなり顔から突っ込む様な打ち方は、正面が隙だらけである事を自覚しなくてはなりません。正しい剣の素振りを続ける事で自己の体内に結びのある、攻防一体となった、正中線の細い動作が作り上げられます。

また、武具を扱う基本は脱力です。徒手での打ちであっても腕を固めて力んだ打ちでは受けとしての稽古にもなりません。受けとして正しい打ちを打つ事が剣の素振り以上の稽古であり、剣を持った時には、いかなる時でも正しい素振りが出来る様になるのです。是非とも正しい剣の素振りを覚え、徒手であっても剣の理合いの下で正しい正面打ち、横面打ちを打ちたいものです。









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