代稽古(20111021)

本日は、合気道至誠館市役所道場の稽古日でしたが、門川師範がご都合でお休みであったため久しぶりに至誠館での代稽古をさせていただきました。

眞武館では毎回準備体操と整理体操を稽古の前後に行なっているのですが、至誠館の方々はこの体操を最近の方はほとんどご存知ありません。私が行なう体操に不思議な感覚をもたれておられるようです。多分門川師範がなされない事を私がするのが不思議なようです。

今回も稽古後に、実はこの準備体操や整理体操は私が入門した当時、ヘック高槻というスイミングスクールの一角で稽古をしていたのですが、そこで門川師範が毎回行なわれていた準備体操と整理体操を私は今も続けているのであって、もともとは門川師範のオリジナルで古い方は皆知っていおられることであることをお知らせいたしました。

なぜ、門川師範がされなくなった体操を今も私が続けているかと言うと、この体操のおかげで信じられないくらい体の固かった私も稽古の度に行なう柔軟体操でずいぶんとやわらかくなったことや、こむら返りをしやすい体質の私にとっては、そのこむら返りの予防となっているので、他の方にもお勧めしたいという気持ちからです。整理体操も同じく稽古後の金魚運動や膝による背筋のマッサージなどが非常に気持ちが良く稽古が終わった充足感が味わえるので未だにやり続けているものです。

この体操のおかげで全く腹筋が出来なかった方が、毎回の稽古後の整理体操で腹筋が出来るようになられた方を複数存じております。今後もこの体操を続けてまいりたいと思います。

本日の稽古では、稽古の最初に行なう体の転換の意義についてお話しました。一つは、合気道の奥義でもある「入身転換術」を稽古の最初に意識して行なうことで、その日の稽古の理合いの中心をゆるぎないものにする事。もうひとつ大事なのが、「氣合わせ」「氣結び」「氣納め」による合気道本来の相手と徒に競わないということを意識して行なう事としました。

その上で、相半身交差持ち一教押え込みを剣の間合いから一歩出て行う形で行なっていただきました。その際、一度目は後方の足と手を一歩出た後、逆斜め後方に体捌きを行なう方法と、前方の足を継ぎ足で斜め前方に進めながら後方の手を正中線を守りながら前に出し、交差持ちをされた時点で網代歩きで入身して押え込む方法を続けて行なっていただきました。両方の違いを体験いただくと同時に似ていて異なる方法を短時間で行なっていただいて、頭の活性化につなげればと言う考えで行なってみました。

演武大会の稽古時間となる休憩につづいて、相手とぶつからない呼吸力での座技呼吸法を行なっていただき、立ち技呼吸法である天地投げにつなげ、片手両手持ちからの入身投げにつなげました。

この片手両手持ちからの入身投げもしっかりと体の転換をすると同時に力まない手で敬礼の形に相手の脇下に自分が入り並ぶようにして転換し、呼吸力により力まずに楽に相手を崩す稽古をしていただきました。

最後に先に述べました整理体操をしていただき日曜日の演武大祭の準備のお手伝いをお願いして今日の稽古を終えました。

(2011年の本日までの稽古時間/稽古日数=433時間/184日)









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