指導者としての修行とは

本日は、至誠館市役所道場での稽古に参加しました。本日のトピックはT橋先生のご紹介で初めてビジターとして稽古に参加された方がおられた事です。有段者の方ですが、初めての道場で非常に緊張されておられました。

非常に丁寧に初めと稽古後の挨拶をされ、稽古中も至誠館の技や稽古方法を見極めようと真摯な態度で稽古されておられることが感じ取られました。他道場で稽古をさせていただくときのあり方を門下生の皆様はじめ私自身への模範とさせていただきたいと思いました。

今日の稽古で私自身の課題と致しましたのが、初心者の方にお教えさせていただく中で、これまでも多く見受けられた「手先だけで合気道を行おうとするビギナーの方々」をどのようにすれば「身体の合気道」にスムーズに導く指導が出来る事ができるのかと言う事。

どうしても入り身に入る時に肘をクッションとして手を曲げてしまう事により、足腰から発するエネルギーを殺してしまっており、入り身のエネルギーを効率良く使えない方が多いのですが、手足腰の一致した動作を上手くお伝えするのがなかなか難しいのと、頭で理解いただけてもそれを体現するのがビギナーの方には思う以上に難しい事なので、指導にも色々な工夫が必要となります。

この工夫の部分はこれまでも色々と散々試してきましたが、人によって効果のあるものと無いものがあり、人に合わせて指導方法も変えなければならない事を痛感している今日この頃です。

指導者と言うのも、指導し始めて初めて指導者としての素養を培って行くものなので、門下生の皆様に指導者として成長させていただいているのであり、「教える事は教わる事」の実践なのだと理解しております。これからもお教えさせていただくベストの方法を求めて修行させていただきたいと思います。

(2011年38日目の本日までの稽古時間/稽古日数=58.5時間/25日)









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