昇級審査(2011年11月29日)

本日は先週、先々週の一番弟子K藤君、二番弟子S木さんに続きこの冬三度目、眞武館としては四度目の昇級審査を行った。受験生は関大合気道サークルのN山さんで三級昇級審査ある。

流石に、これまでの四級審査と違って課題となる技数も倍増以上となる。技術面でも三級ともなると体捌き等は一人前で無くてはならない。

N山さんは緊張の為か、一部頭が真っ白になってしまったような場面もあったが、全体的には、日頃指導させていただいている、「気の大きさ」や「気の流れ」が感じられる大きな技を披露していただけた。寸評はいつものように「今何が出来ていて、何が不足しているのか、そうしてこれからどの様なことに注意をして稽古を積めば良いのか」等をお伝えした。

何よりもうれしかったのは、以前にも書いたが、眞武館の稽古にお出でいただくようになって、N山さんが大きく見えるような技のゆとりや大きさが見違える様に感じられるようになられた事である。細かな技の手順や技量よりもその成長の方が私にはうれしい事であり合格点であった。

今年の昇級試験はこれで最後である。来年も門下生の皆が成長し、昇級昇段していっていただければこれほどうれしい事は無い。皆さん、これからも精進して頑張ってください。皆さんの成長以上に私も成長したいと思います。









  1. 昨日のN山さんの昇級試験、見ている私も緊張しました。女性らしくやわらかで凛とした演武、私も学ぶべき所がありました。彼女がいてくれるので、私は、とても心強いです!!だって眞武館には、女性の門下生が私だけ・・・。来年は、ぜひぜひ女性の門下生が入門してくれるといいのにな・・・と、願っています。師範、私の合気道には、「くせ」がありますか?I東先生にも、よく言われます・・・。悪いところは、早く直さないと・・・。師範、「正しい座位呼吸法」伝授して頂けたらと思います。
    どうぞよろしくお願い致します。

    • いつも書き込みありがとうございます。
      さて、「くせ」との事。「人間無くて七癖」と申しますが、必ず癖はあります。先日も尊敬する野村師範と仰る先生の20年前の若い頃のビデオを拝見したのですが、そこには今も変わらぬ師範のお姿がありました。顔は見えなくてもその所作やしぐさで直ぐに師範だと気付きます。それが野村師範らしさであり、師範の癖が昔も今も変わらず残っているからだと思います。
      合気道は誰であろうと同じでなくてはならない部分と、個々人で異なって当たり前の部分とがあると思います。
      そのような意味でS木さんらしい合気道を作り上げていかれたらよいと思います。ただ、矢張り「悪い癖」は無くされる様努めるべきです。
      まず、随分と克服されだした「猫背」については、いつもご指摘しておりますように、足元や手元にこだわって、その部分を凝視しながら技をしないこと。
      胸を張って肩を落としてリラックスして稽古に臨んでください。先日の昇級試験のときの入り身投げでは、本当に気も出て姿勢も良く、満点でした。あとは、脱力です。
      私と稽古をするとき、多分私の迫力に押されぎみになられておられるようにお見受けいたしますが、臆せずに気を発して稽古を一緒にしているんだと楽しんでいただければ力も抜くことが出来ます。N山さんも私の迫力、特に気合を出している姿が頭に焼き付いて、稽古をつけられるのが怖いと以前仰っておられましたが、現在は先日も天地投げをご一緒した際は、私以上の気合を自ら出されて、「楽しい」と仰っておられました。
      一緒に稽古をもっと楽しみましょう。そのためにもリラックスして気を十分発して、稽古終了時には全てのストレスを道場に吐き出すくらいの気持ちで臨んでいただければ幸甚です。

      • 「~らしさ」とても素敵な言葉だと思います。私の大好きな詩人の金子みすずさんも、「みんなちがって、みんないい。」と、詩っています。「私らしい合気道」しっかり身につけたいです!!そのためには、基本をしっかり身につけ、稽古しなければ!!先日、主人と娘の前で、ちよっとだけ技を披露したら、「ダチョウ倶楽部のヤ~みたい~。」と、言われました・・・。
        ぐやじい!!今に見ていろ~!!「蝶のように舞い、蜂のように刺す!!」
        私らしい「華麗で美しい???合気道」主人と娘に見せてやる!!
        にっこり笑って、力を抜いて、師範の稽古に、しっかりとついていきます!!頑張ります!!

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