武道の礼法

あらゆる武道で「礼に始まって礼に終わる」と言う事が言われる。

合気道の道場では余りこの礼法について教えられる機会が無いのが実情だと思える。正規に道場稽古の時間にあえて指導しているのは私くらいか・・・・

本来は、稽古の合間や普段の付き合いの中で先輩から後輩へ教え広まるものなのかもしれない。

武道は日本を代表する文化であり、日本文化の特色のひとつに様式美や形式美と言うものがあると思う。「武道の礼法」ではこの様式美や形式美も大切である。

「先ず形から入れ」とも言われる事が多いが、最終的には根底に心や愛が無ければならない事に間違いは無いのではあるが、指導する場合はこの心や愛、つまり魂とともに形式や様式も形として指導しなくてはならないと考える。

道場に入る場合や稽古の前後の礼法は当然の事ながら、教えられる機会の少ない武具の取扱い時の礼法について眞武館では繰り返し指導を行っている。

日々合気道を研鑚する我々は合気道家であり武道家である。道場はもちろんの事、その他のいかなる場面でも合気道家、武道家として恥ずかしくない美しい立ち居振る舞いを行いたいものである。

特に武具を携えての礼法は、現在殆どの合気道場で行われていないように見聞している。杖を持っての合気杖、剣を持てば合気剣、技ばかりではなく、武道家の魂ともいえるそれぞれの武具に対する畏怖の念と愛情を示す礼法を正しく身につけたいものである。