行って来ました香港

香港合宿遠征記03

1996年4月

第3章稽古編
keiko01.jpg 193×134 (20KB)  稽古に参加する為に、無法地帯として名をしらしめた九龍城砦跡のある九龍公園内の体育館へとテッドに案内されました。おっかない所ではと思いながら足を運んだのですが美しく整備され、夜間にもかかわらず人通りの多いすばらしい公園設備になっていました。(ちなみに帰国後、この日に猿岩石の2人がこの九龍公園の入り口で2日間野宿をしており、多分二人を目にしていたという事をテレビで知りました。)

 道場では、コッティア先生に出迎えていただき、出合いの瞬間に台湾での旧知の間柄だったと気付かれ、「もし不都合が無ければ早速当日の稽古は、門川先生にお任せしたい」と通訳するように仰せつかったのですが、門川先生は「今回は香港の合気道を学びに参りましたので」と辞退されたのです。しかしながら、コッティア先生のたっての願いという事で、最終的に快諾されました。

 道場では、名前は知らないのですが(財)大阪合氣会の合同研鑽会等で何度か顔を拝見した事の有る京都武道センターのアメリカ人が来ており、私のつたない英語を通訳しなおして、適格に門川先生の教えを伝えていただけました。普段、日本で行っているのと変わらない稽古を私が助手を勤めて約2時間行いました。稽古の後、コッティア先生が「素晴らしい内容だったので、是非とも明日の稽古もお願いできないか」と再度の依頼が有りました。翌日は、午前中にシャムスイポ(電脳街や電機関係の出店で有名)のジャスコの2Fに有る文化センターのような道場に移っての稽古となりました。

keiko02.jpg 200×138 (12KB)  非常に熱心な中国系の門下生が来ており、試すように力一杯かかってきます。なっとくしたのか、その後は次から次への質問攻めです。

 実はこの日、門川先生が杖の稽古を行ったのですが、初めての技も多かったようで、中国語と英語で「さっきの技の名前を教えて下さい。」だとか、「技の名前の意味は?」とか盛んに聞いて来てはメモを取ります。あとで、コッティア先生にお聞きしたところによると、香港の中国系の方はクリスチャンの方が多く、この日の道場は日曜日の道場なので普段は家族を大事にして、これらクリスチャンの中国系の方は道場に来ないのが普通なのだそうです。「今回、日本から世界大会で日本代表演武をされた先生が教えて下さる。」という旨を前日に伝えたものだから、出席率もよく、熱心に学ぼうとしていたとの事でした。

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香港の方々は本当に熱心でした。
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