合気道 許す武道であるために

合気道 三教固めの稽古

昨夜は 合気道 「眞武館」ふれあいセンター道場での 合気道 指導日でした。

昨夜の稽古では、「三教固め」をきめる稽古をして頂きましたが、 合気道 の技には「二教固め」や四教、五教、六教などの受けが痛みを伴う技が存在します。

これらの稽古時に、受けにより強い痛みを加えてやろうと力んで稽古に臨む方がおられますが、それではうまく技がかからないとともに、本来「許す武道」としての魂の稽古をしている 合気道 の根本理念から外れた稽古となります。

合気道 許す武道であるために

合気道 は「許す武道」であると大先生は仰いました。それは本来一発の当て身で終わる状況等でそれを行わずに抑え込んで、あるいは投げ放って敵を許す、許容の魂の稽古が必要であるとの教えです。

ですから稽古に際しては無理やり受けを引っ張ったり強烈な痛みを与えるために力むようなことは、恥じらうと同時に「いたずらに競い合うべからず」と道場訓にも残されておられます。(いたずらに競い合うべからず(2)

「これでどうや痛いか?」等と言いながらの稽古は慎むべきです。

理合通りに動けば力まなくても十分技が効くのが 合気道 です。そもそも固め技は積極的に痛みを与えるものではなく。敵が攻撃に転じようとしたら、きめられた部分に自ら痛みを生ずる動作となるので敵の攻撃に対する抑止のための技なのです。

例えば二教固めや三教固めに固めた場合、きめられていない方の手に持った短刀等で斬りかかろうとするときめられた手に激痛が走る動きとなり敵が自ら技にかかり、攻撃が出来なくなってしまうものです。

常に寛容の心をもって稽古に臨み、無欲で稽古に臨めるようになる魂の修練を伴う稽古が重要です。

合気道 「眞武館」での稽古は常にその様にありたいと思います。









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です