体の転換技(20150507)

ゴールデンウィーク明けの昨日は、お仕事のほうも初日から猛ダッシュの状態で超多忙でした。

何とか18時半で仕事を切り上げて、稽古開始5分前に島本町立ふれあいセンター道場にたどり着く事が出来ました。

ふれあいセンターにはすでに七番弟子M田さんと八番弟子T野君が待ち構えておられました。

この日の稽古参加者は、二番弟子S木さん、五番弟子T尾さん、七番弟子M田さん、八番弟子T野君、九番弟子Y田さん、十番弟子Y田さんでした。

昨夜の稽古では、いつものように入念な体の転換の稽古を行い、特に「片手両手持ち」での「相半身状態」からと「逆半身状態」からの体の転換、つまり左右両方向への体の転換の稽古をしていただきました。

いずれの場合も自身の腕を受けの方に預けるつもりで腕の重みだけを受けに与え、固着して居つかないために力まず、動かないところはそのままに、相手の腕とひとつになるように受けの側面入る、「入り身転換」の基礎稽古としていただきました。

その上で「逆半身片手両手持ち体の転換一教腕固め」、「相半身片手両手持ち体の転換二教腕固め」の稽古と致しました。

最後に「天地投げ」を稽古いただき、昨夜の稽古を終えました。

まだ合気道の稽古3日目となられる十番弟子Y田さんが途中悲鳴を上げられたりしておられましたが、「受けを取る時は取りの方の動きが約束稽古でわかっているのであるから取りよりも先に動くつもりで取りの動きを見切る稽古をすれば痛くなくなります。」として稽古いただきました。

「受けが上手」と言うように受けが取りの先を読む事が出来れば約束稽古は美しくなります。受けは取りの先を読んでいつでも反撃できる稽古を攻撃の心を持って行います。

その事により「返し技」がいかようなところからも施す事ができるようになると共に「相手の気を見切る」能力を身につけることが出来ます。

取りの動きを見切って、取りの動きに協力が出来るようになると「相手への慮り」心も養生でき、合気道の技も熟達する事ができます。

受けを上手に行う稽古、これは八百長の動きをしろということではなく、「見切り」と「慮り」、「和合と結び」の稽古であり、いかなるときも反撃できると言う「心のゆとり」の稽古でもあります。

合気道では最初から勝っているのですから「勝負」の心は不要です。いつでも勝てるというゆとりから来る「平常心」の養生が肝要です。眞武館の稽古の主眼はこの事においております。

つまり「正勝吾勝勝速日」の実現です。「正勝吾勝勝速日」こそが「合気道」そのものであり、「至誠」から生まれる「眞武」そのものなのです。

稽古を終えて、いつものように二番弟子S木さんと近況話し他の四方山話に華を咲かせながらJR島本駅までご一緒して帰宅の途につきました。

さて、今日一日お仕事をがんばれば明日は早くも定休日です。来週は小豆島合宿です。明日は6時間の合気道教室。日曜日は庭木の手入れをしなくてはなりません。

忙しい日が続きますが、今日も一日がんばります。

2015年の 本日迄の稽古時間/稽古日数=156時間/55日









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