寒の戻り(2013.3.21)

昨日は、春暖とした一昨日から打って変わって「寒の戻り」で非常に寒かった。一旦脱ぎ捨てたコートを羽織り、長袖から半そでに替えたアンダーシャツを恨みながら寒さに震えました。

ただ、昨夜の合気道「眞武館」ふれあいセンター道場は、暖房が効きすぎて準備体操の時点で汗が止まらず、あわてて窓を開けて廻りました。

昨日の稽古参加者は、二番弟子S木さんと十番弟子M野さん、十五番弟子N山さんでした。

いつもの様に準備体操、天の鳥船運動、振り魂、正面打ち前後斬り返し体の転換、一人体の転換、二人体の転換と続け、初心者のN山さんの為に体捌きの基本稽古を行った上で、逆半身片手持ち一教押さえ込みを稽古致しました。

逆半身片手持ちから持たれた手の斜め後方へ出足を下げて同時に下回しに正中線を保って取られた手を回しつつ反対の手で受けの顎に当て身を入れ、その手で受けの取り手を上から二教持ちに取り、網代歩きで入り身すると共に一教動作で受けの腕を下から突き上げ、続けて斬り下ろして押さえ込み二教固めとします。

この稽古に続けて、これに最初に体の転換を加えて頂きました。最初は通常の体の転換で稽古に慣れて頂き、続けて最初の逆半身からの片手持ちを「敢えて握らない」眞武館の稽古方法とし、受けに敢えて手の平を上にして開いて差し出して頂き、取りはその手の平に逆半身で自らの手の甲を乗せて軽く腕の重みを加える事で気結びをし、離れない手で体の転換に受けを導き、体捌きで下回しに腕を回す際も手の甲で受けの手の平を押し導いて技を行って頂きました。

「気結び」を体現頂く為の眞武館での基礎稽古の一部です。

気結びでの誘導は、導こうと力んでしまうと結びが却って斬れてしまいます。優しい気持ちで一緒に動くと言う気持ちが必要であり、考えるより感じながら稽古を行う必要があります。

取りと受けが合一和合して一体となって技を成す事が必要です。技は受けと取りの二人で作り上げるものです。取りと受けの気結び和合がいつも行っている「気結びの太刀」の理合いであり「音無しの剣」の奥義です。

途中、大阪から仕事帰りに急いでお出で頂いた二番弟子S木さんも混じって稽古を行いましたが最近はこの様な稽古をよく行っているので直ぐに要領を得て頂けた様です。お忙しい中を急いでお越し頂いて、短い時間を惜しんで稽古して頂き非常に嬉しく思いました。

初心者のN山さんもベテランのM野さんのアドバイスを真剣に受けながら、よくついて来て頂けております。少人数での稽古でしたが難しい課題に皆さんついて来て頂けたので充実した稽古となりました。最後に座技呼吸法を行って頂き昨夜の稽古を終えました。

(2013年の本日までの稽古時間/稽古日数=86時間/37日)









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