剣の理合いと結び

昨日は、合気道眞武館島本道場での稽古日でした。

至誠館の関大合気道サークルより四年生のT畑君と三年生のN山さんに参加いただきました。T畑君には眞武館創立当初に良く出稽古にお出で頂き、人数の少ない中での稽古の手助けをして頂きました。就職活動もやっと一段落つき、卒業を待つばかりとなったので久しぶりに稽古に来ていただけました。

眞武館からの参加者は、二番弟子S木さん、四番弟子TJさん、十番弟子M岡君、十六番弟子N田さんでした。

昨夜は、いつもの準備体操の後、まず体捌きの稽古を剣での左右切替し正面打ちの変化形で行っていただきました。剣でしのぎ合いの形から受けが喉へ突きを入れてくる場合に、その受けの剣の峯を自分の剣の峯を返して抑え、返す刀で喉を切ると言う入り身投げに通じる理合いの稽古にもなります。つまり体捌きと峯での剣押さえの稽古を致しました。

これを相半身交差持ちからの一教抑え込み、相手の手に結びを最後まで入れたままで行う入り身投げ、回転投げへと展開いたしました。

最後にいつものニュウトラルな状態の受けへ拳固で結びを入れての座技呼吸法、受けと押し合いで膠着した状態から抜きを入れての天地投げを行い、整理運動で稽古を締めました。

島本町率体育館はこの時期非常に寒く、板の間の上に敷き詰めた本畳は、最近のスポーツ畳と違って板の間以上に足が痛くなるような冷たさですが、休憩時間を一切入れずに稽古を行い、何とか凌ぎました。

寒い時期の稽古こそ寒稽古として意義があります。川や海の中で寒い時期に稽古することだけが寒稽古ではありません。普段通りの稽古を厳冬の中で行うのも間稽古です。何よりこの寒さの中稽古をやり遂げたと言う事が大切だと思います。寒いので筋肉や筋を痛めないように十分に準備運動を行って稽古に臨むようにお願いします。

整理運動や稽古後のケアも大切です。風邪にも気をつけましょう。

週一回しかなくなった眞武館の稽古を大事にする為にも皆勤賞で稽古が出来る健康を寒稽古の中で作り上げてこそ、眞武館の目標である剣化剣光(=健康)を放つ事ができます。

(2012年の本日までの稽古時間/稽古日数=16時間/6日)









  1. NOKUSEKU

    お久しぶりのコメントです。仕事が変わってからというもの、ほんとうに1日1日が早く、「あっ!!」という間…(>_<;)まるで何かに追いかけられている様ですぅ。でも、年頭に自分と交わした約束が守れる様、頑張りたいと思っています…。昨夜、稽古の時、江見師範から伺った「刀(剣)」のお話、とても胸に突き刺さりました…。「刀(剣)」だけに、突き刺さったのかしら〜!!私は、“刀(剣)の様な女性になりたい!!”と思いました。努力しますぅ…。少し、テンション低めですが…。

    • おはようございます。いつもコメントありがとうございます。
      新しいお仕事は本当に大変そうですね。職務内容を考えてもその通りだと思います。
      ただ、他のお仕事と異なり、弱者に奉仕する尊いお仕事だと、いつも母がお世話になっていることも有って尊敬いたしております。
      それだけに大変でしょうが是非頑張っていただきたいと思っております。何故か福祉関係に関わる方が集ってくる眞武館の筆頭女性門下生ですので後輩達に背中を見せていただければ幸甚です。
      少し、プレッシャーをかけすぎかな?
      いつも笑顔が素敵だと思っておりますので笑顔が耐えないようにお願いします。
      仕事では、現在私も大変なプレッシャーと戦っております。お互い頑張りましょう。

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