空の気、真空の気(20170803)

昨夜は、合気道「眞武館」ふれあいセンター道場での合気道指導日でした。

昨夜の稽古もここ一週間行っている合気道の基礎動作と基本理合のうち、「空の気と真空の気」についての稽古と致しました。

入り身転換術について大きな誤解があると考えております。

合気道の基礎動作として「円転、螺旋、球転」として気や身体を回転させると言った、大切な動作がありますが、この「回転」と「転換」を取り違えている事が多いと思います。漢字で見ても「回転」動作と「転換」動作は全く異なります。

「転換」とはあるものを別なものに変化させることであり、合気道では「受けの気の流れに合一和合した瞬間に取りが中心をとった氣の流れに転換する」と言うものであるとして合気道「眞武館」では指導いたしております。

この「気の転換」動作に必要な基礎動作が「気の回転」動作であり、身体的には「円転動作、螺旋の動き、球転動作」となります。

この「円転動作」には、「遠心力(空の気)と求心力(真空の氣)」の発生が肝要で、空の気で崩して合気をかけて、真空の気で導くとして指導っさせて頂いております。

当然「円転動作」に導くためには「気合わせ、気結び」が必要です。

この基礎動作を体現するために、「でんでん太鼓運動」で遠心力である「空の気」と求心力である「真空の気」を体感いただいております。この稽古を行うと体の転換での氣の流れが大きくなります。

一方、「一教動作」も大事な基礎動作であり、「剣の上げ下げ動作」として稽古頂いておりますが、これも垂直の円転動作ですので当然「空の気」と「真空の気」を意識頂いた動作として頂いております。

「前後斬り返し正面打ち体の転換」では、この縦の円転動作である「一教動作」と水平横の円転動作である「体の回転動作」を合わせて全体で「球転動作」とし、自らを中心とした「空の気」と「真空の気」の発露を意識したものに育てて頂いております。

基礎動作バカ入りの稽古が続きますが、必ず役立ちますので今しばらく続けていきたいと思います。

さて、明日は、6時間に及ぶ合気道三昧の一日です。暑い日が続きますが、大勢の方のご参加を楽しみに致しております。

2017年の本日迄の稽古時間/稽古日数261時間/89日









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